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[世界]
サン、RIA開発・実行プラットフォーム「JavaFX 1.0」を正式リリース
新言語「JavaFX Script」の採用で、開発者の裾野拡大を目指す
(2008年12月05日)
米国Sun Microsystemsは12月4日、PCのデスクトップをはじめ、Webブラウザ、モバイル・デバイス、テレビで動作可能なRIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)の開発・実行プラットフォーム「JavaFX 1.0」をリリースした。専用のWebサイトからダウンロードできる。
Sunによると、JavaFX 1.0が目指すのは、動画や音声、リッチ・テキスト、グラフィックス、アニメーション、Webサービスなどを駆使したRIAを構築することができる、開発者やWebデザイナー向けの統一された開発・運用モデルだという。
| 「JavaFX」のWebサイト |
SunのJavaマーケティング担当副社長、エリック・クライン(Eric Klein)氏も、「Javaユーザーは世界中で膨大な数に上る。彼らのために、インターネットの新しい波となりつつあるリッチなコンテンツを作成する環境を提供したい。われわれの目標は、RIAのための表現力豊かなプラットフォームを実現することだ」と力説する。
ライバルとなる他社製のRIAプラットフォームとしては、米国Microsoftの「Silverlight」や米国Adobe Systemsの「AIR」などが挙げられる。いずれの製品も、JavaFXと同様に、デスクトップ・アプリケーションのリッチな表現力とWebアプリケーションの使いやすさの融合を目指したものだ。そうしたなか、競合製品に対するJavaFXの最大の差別化要素と目されているのが、新言語である「JavaFX Script」である。
JavaFX Scriptについてクライン氏は、「Javaを使いこなせるほどのスキルを持たないデザイナーや開発者でも、容易かつ迅速にアプリケーションを作成できるよう、当社が新たに開発した言語だ」と説明するとともに、「JavaScriptを使い慣れている開発者なら、JavaFX Scriptは非常に簡単に習得できるはずだ。グラフィックスのプロ向けに一から設計されたこの言語は、『Javaは少し複雑すぎる』と感じている開発者たちにも支持してもらえるように考慮されている」と述べている。
JavaFX 1.0は、「JavaFX Development Environment」、「JavaFX Production Suite」、「JavaFX Desktop」の3つの主要コンポーネントから構成されている。
このうちJavaFX Development Environmentでは、コンパイラおよびランタイム・ツール、各種ライブラリ(グラフィックス、メディア、Webサービス、リッチ・テキスト用)、「NetBeans IDE(統合開発環境)6.5」が提供される。
次にJavaFX Production Suiteでは、Webデザイナーの制作時間短縮を支援するツールやプラグインが提供される。「Adobe Photoshop」や「Adobe Illustrator」のようなツールで作成されたコンテンツをJavaFXアプリケーションに変換することも可能だ。
そしてJavaFX Desktopは、今年10月21日にリリースされたクライアント向けのJavaアプリケーション実行環境「Java Platform Standard Edition 6 Update 10」の主要な機能を採用している。具体的には、Webブラウザ上のJavaアプレットをデスクトップ上に直接ドラッグ&ドロップして動作させるようなことも可能になる。
また、2009年春にリリース予定の「JavaFXモバイル・プラットフォーム」に対応するモバイル・アプリケーションをプレビューするためのエミュレータも用意されている。
(Heather Havenstein/Computerworld米国版)
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