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[特集]Webブラウザ
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[米国]
ヤフー、ウィジェット・ツール「Konfabulator」を手中に
(2005年07月26日)
米国ヤフーは7月25日、「Konfabulator」の開発元として知られる米国ピクソリアを買収したと発表した。Konfabulatorは、デスクトップ上でウィジェットと呼ばれるさまざまな小型アプリケーションを実行できるようにするJavaScriptランタイム・エンジンであり、Mac OS X版とWindows版がある。
この買収に伴い、ヤフーは「Yahoo! Widgets」を開設するほか、従来は1ユーザー・ライセンス当たり19.95ドルで提供されていたKonfabulatorを無料化する。
ヤフーは、同社がKonfabulatorを取得したのは、開発者コミュニティに同社のAPIを公開し、Yahoo! Webサイト上の情報に開発者がアクセスするのを容易にするための簡便な方法を探していたからだと述べている。そのためには、ウィジェットを構築すればよく、情報を得るためにサイトをあちこち移動する必要がなくなる。
Konfabulatorを利用することで、開発者は、Webブラウザを起動せずにオンライン・コンテンツにアクセスできるウィジェットを作成できる。
Yahoo! Developer Network担当副社長のトニー・シュナイダー氏は、ヤフーがKonfabulatorを使って行なえるのは、オープン化するサービスを一まとめにして、人々が簡単に開発者になれる一つの環境にすることだと述べた。
すでに1000種類を超えるウィジェットが第三者の開発者によって作成されており、www.widgetgallery.comからダウンロード可能である。シュナイダー氏によると、ヤフーはさらに、そうしたウィジェットをユーザーがXMLフィードで入手できるようにする計画である。そうすることで、ウィジェットは、ヤフーのコンテンツやその他のWebコンテンツにアクセスするための、Webブラウザと並ぶ第2の手段になるという。
多種多様なウィジェットがすでに存在していることは、ヤフーが単一のWebページで提供できる以上のものをインターネット・ユーザーが欲していることを示している、とシュナイダー氏。
「これは当社にブラウザを超えさせ、Yahoo.comを訪問する以外の方法で、ユーザーが当社のサービスにアクセスすることができる新しい手段を生み出す」とシュナイダー氏は語り、ヤフーが提供しているサービスのいくつか、たとえばオンライン・カレンダーなどは、ユーザーがそれらに複数の場所からアクセスでき、他のサイトやアプリケーションに埋め込むことができれば、さらにパワーアップする、と付け加えた。
ピクソリア/Konfabulatorの買収は、Yahoo!のあらゆる部分(オンライン・コンテンツ/サービス)を第三者の開発者が自由に利用できるようにオープン化しようという、ヤフーの新しい開発者ネットワーク構想を後押しするものだ。一方、Web検索サービスでヤフーとライバル関係にあるグーグルも、Google Web APIsサービスで同様の方向を目指している。グーグルの幹部によると、このサービスでは、同社の80億を超えるWebページに、開発者が自分のコンピュータ・プログラムから直接クエリを出すことができる。このグーグルのサービスはWebサービス標準のSOAPとWSDLを使用している。
なお、ピクソリアのCEO(最高経営責任者)だったアリオ・ローズ氏は、ヤフーのウィジェット・テクノロジー担当ディレクターとして、今後もKonfabulatorの開発を率いていく。同氏とともにKonfabulatorに取り組んできた2人のエンジニアも、同様にヤフーでその取り組みを継続していくという。
ローズ氏は、Konfabulatorは今後もマルチプラットフォーム路線を維持していき、いずれ、携帯電話、デジタル・ビデオ・レコーダー「TiVo」、Linux OSなどへの対応を実現することも視野に入れているとしている。
またローズ氏は、ヤフーが買収したことで、Konfabulatorを利用する開発者の数は、従来の何倍にも膨れ上がる可能性があると述べている。同氏によると、ヤフーでは、今後数週間のうちに行なわれるKonfabulatorのダウンロードは数百万件に及ぶと予想しているという。
(Originally reported by Cathleen Moor, InfoWorld; and Jim Dalrymple, Macworld.com 07/25/2005)



