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[国内]
日立、SOA関連機能を強化したアプリケーション・プラットフォームの新版「Cosminexus Version 7」を発表
(2006年02月27日)
日立製作所は今年2月27日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)関連の機能を強化した統合アプリケーション・プラットフォームの新版「Cosminexus Version 7」を発表した。同製品は4月27日から出荷が開始される。
バージョン7の最大の特徴は、SOA関連機能の強化にある。新バージョンでは、プロセス統合と情報統合の機能がいくつか追加されたほか、従来バージョンからの各機能も、SOAベースのシステム/アプリケーション構築を支援する「サービス統合基盤」として再構成されている。
日立は、このサービス統合基盤が、Cosminexusの「プロセス統合」「情報統合」「アプリケーション基盤」「運用統合」の4つの機能群で構成されると説明。 なかでも同社が強調したのが、プロセス統合と情報統合という2つの統合機能群である。
プロセス統合は、さまざまな業務アプリケーションをサービスと位置づけ、ビジネス・プロセスに沿って統合するための機能群である。バージョン7には、SOAベースの開発を支援する開発環境「uCosminexus Service Architect」(価格:42万円)と、その実行環境「uCosminexus Service Platform」(価格:441万円)の2製品が追加されている。
uCosminexus Service Architectは、ビジネス・プロセスを業務アプリケーションの構成要素の一部として扱い、それらを柔軟に組み合わせ可能なアプリケーション開発を実現する製品。日立によると、アプリケーション連携を図る際の開発効率は、従来に比べ約3倍に向上しているという。一方、uCosminexus Service Platformは、ビジネス・プロセスを統合する基盤の役割を果たす。
また、情報統合は、分散した業務データを統合して、ユーザーがタイムリーに必要な情報を取り出すことを可能にするための機能群である。この機能群には、「uCosminexus Service Federator」(価格:283万5,000円から)と「uCosminexus Service Replicator」(価格:252万円から)が新たに加わった。
uCosminexus Service Federatorは、企業内に分散している業務データを目的に応じて仮想的に一元化(フェデレーション)する。これにより、例えば、異種分散データベース環境でのリアルタイム統合も可能となる。また、uCosminexus Service Replicatorは、データベースの更新データを逐次同期させて、常に最新の状態に保つレプリケーション機能を提供する。
| 日立製作所ソフトウェア事業部長の中村孝男氏 |
日立製作所ソフトウェア事業部長の中村孝男氏は、「サービス統合基盤は、当社がこれまで培ってきたシステム構築、運用、連携のノウハウと、SOAを構成する業界標準技術のESBやBPELの融合によって実現される。Cosminexus Version 7の提供で、既存の業務アプリケーション資産を活用しながら、激変するビジネス環境に迅速に対応可能なシステム構築を支援したい」と述べた。
また、発表会では、プロセス統合の適用例として、小売業の商品手配業務の例や、業務に変更あるいは障害が発生した場合の対処の例なども示された。その中では、Cosminexus Version 7を導入することで、ビジネス・プロセスやデータ変換の定義が、GUI操作で簡単に変更でき、ビジネス・プロセスの自動化を容易に実現できることがアピールされた。
日立によると、Cosminexusの2005年度販売実績は約200億円。市場全体が年率約10%で伸びていることから、2006年度は約220〜230億円の販売を見込んでいる。また、販売対象としては、年商約500億円以上の大企業を中心に、販売パートナー企業約120社の協力の下、幅広い業種の企業にアプローチしていくという。
そして、同社は複数の市場調査会社による国内のSOA関連製品市場シェアで日立が2位につけていることを示し、早い段階でシェア・トップを目指していくとした。
(齋藤公二/Computerworld)
- 日立製作所
- http://www.hitachi.co.jp/
- CosminexusのWebサイト
- http://www.cosminexus.com/

