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[米国]
先週公開のIE修正パッチでSiebel 7が使用不能に
(2006年04月17日)
米国マイクロソフトが先週公開したInternet Explorer(IE)用の累積的なセキュリティ更新プログラムでは、ActiveXコントロールを使用するページをIEが処理する方法が大幅に変更されている。このため、シーベルのCRM(Customer Relationship Management)スイート「Siebel 7」のクライアント・ソフトウェアが使用できなくなるおそれがあるので注意が必要だ。
マイクロソフトは、上記の問題を回避するために、このセキュリティ更新プログラムとともに、ActiveXの更新を60日間無効にする「互換性修正プログラム」をリリースしている。
今回のActiveXにかかわる変更は、マイクロソフトがイーオラス・テクノロジーおよびカリフォルニア大学に提訴されている特許侵害訴訟において、法的責任を回避するために行われた。この変更を含むIE用の累積的なセキュリティ更新プログラム「MS06-013」は米国時間の4月11日(日本時間の4月12日)、月例のセキュリティ更新プログラムの一部として公開された。
MS06-013を適用すると、ActiveXの動的コンテンツを処理する方法が変更され、一部のユーザーはFlashやQuickTimeアニメーションなどを実行するにあたって、事前にポップアップ表示される「ツール・チップ」ウィンドウを操作しなければならなくなる。
米国クエスト・ソフトウェアのオペレーション・マネジャー、ウェイン・スマイリー氏は、「この更新プログラムを適用すると、ブラウザ内でActiveXを使って稼働するSiebel 7が完全にダウンしたように見える場合がある。大抵の場合、適切な画面が表示されるが、実際に操作することはできず、フリーズしたような状態になる」と指摘する。
同氏は、MS06-013のセキュリティ更新プログラムを全社導入する初期段階でこの問題に気づき、Siebel 7の運用を継続するためにマイクロソフトの互換性修正プログラムを追加導入した。「今のところActiveXに関するトラブルは回避できている。われわれはたまたまこの問題に気づいたので事なきを得たが、Siebelユーザーの中には困っているところも多いのではないか」と同氏は述べている。
マイクロソフトのIE製品管理担当ディレクター、ゲーリー・シェア氏は、「今月11日にセキュリティ更新プログラムを公開した後、ActiveX更新プログラムに関する問題がいくつか報告されたが、それらのほとんどが非常にマイナーなものであり、Siebelの問題だけが唯一影響が大きいと思われる」と説明する。
一方、今年1月にシーベルの買収を完了してSiebel製品を取得したオラクルは14日、上記の問題を修正するパッチを5月に提供する計画を明らかにした。だが、マイクロソフトの互換性修正プログラムが有効なのは6月までであり、オラクルのパッチ提供がその1カ月前では、ユーザーは余裕を持って対応することができないとの声もある。
(ロバート・マクミラン/IDG News Service サンフランシスコ支局)
- 米国マイクロソフト
- http://www.microsoft.com/
- Internet Explorer 6 : ActiveX 更新プログラム
- http://www.microsoft.com/windows/ie_intl/ja/using/techinfo/activexupdate.mspx
- Internet Explorer 用互換性修正プログラム
- http://www.microsoft.com/windows/ie_intl/ja/using/techinfo/activexupdate_2.mspx

