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[世界]
ヤフー、次世代Webメール・サービスを本稼働へ
(2006年09月15日)
米国ヤフーは、同社の次世代Webメール・サービスを試用するユーザーの数を大幅に拡大しようとしている。同新サービスは、およそ1年前から試用(ベータ)運用に入っており、数カ月後に本稼働に入る見通しという。
同サービスはこれまで、米国でも一部のユーザーにしか公開されておらず、英国、アイルランド、フランス、ドイツ、カナダ、韓国の5カ国のユーザーにかぎり、だれでも利用することができた。
ヤフーは同サービスを9月14日から順次、米国、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル、中国、香港、インド、イタリア、フィリピン、シンガポール、スペイン、台湾のユーザーへと拡張する計画だ。
ヤフーの広報担当者、カレン・モホン氏によると、拡張計画は約2週間で完了する予定で、「数カ月後」には本稼働に移行するという。
| 「yahoo! mail Beta」の画面例 |
ヤフーにとって、今回のWebメール・サービスのアップデートは、1997年にサービスが開始されて以来の本格的なものとなる。新バージョンは、一般的なWebベース・アプリケーションに見られるような遅延なしに、あたかもデスクトップ・アプリケーションのように動作するという。
新バージョンには、メッセージをフォルダ内にドラッグ&ドロップで移動できる機能、メッセージ内容をプレビューできるペイン(部分ウインドウ)、複数のメッセージ・ウィンドウを開ける機能、メッセージの削除や作成などに対応するキーボード・ショートカットなどが含まれており、RSSリーダーも統合されている。また、同サービスのカレンダー・ツールの予定に地図を表示できるようになった。
米国ガートナーのアナリスト、アレン・ワイナー氏は、新バージョンは従来のWebメールのコンセプトが刷新されており、「単純なメール・ボックス」から、電子メール・メッセージに、RSS管理、予定管理、インスタント・メッセージング(IM)の機能を統合した「情報リポジトリ」へと進化しており、非常に大きなアップグレードだと評価する。
Webメール市場での競争が激化したのは、2004年4月に米国グーグルが「Gmail」サービスを投入してからのことだ。それ以来、Webメール・サービスを提供していたヤフー、マイクロソフト、AOLなどのプロバイダーがサービスの改善に着手し、格納容量の拡大、迷惑メール・フィルタリング機能の強化、ユーザー・インタフェースの改良などに積極的に取り組んできた。
Webメールを巡る戦いはポータル・プロバイダーにとってきわめて重要なものとなる。というのも、電子メール・アカウントに対するユーザーの愛着度は、他のオンライン・サービスよりも格段に高く、他のポータル・サービスにユーザーを引きつける磁石のような役割を果たすからだ。また、Webメール・サービスは、広告の手段としても効果的であることが実証されている。
(ホアン・カルロス・ペレス/IDG News Service マイアミ支局)
- 米国ヤフー
- http://www.yahoo.com/



