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[特集]Webブラウザ

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[米国]
マイクロソフト、ASP.NETと連携するAjaxアプリ開発フレームワークをリリース

(2007年01月24日)

 米国マイクロソフトは1月23日、Ajaxアプリケーションの開発フレームワーク「ASP.NET AJAX 1.0」をリリースした。同社では、Webアプリケーション開発環境「ASP.NET 2.0」にAjax開発機能を追加するものと位置づけている。

 ASP.NET AJAX 1.0は、インタラクティブなAjaxアプリケーションの開発をターゲットとするフレームワークで、ASP.NET 2.0との連携によってビジュアルな開発環境を提供する。マイクロソフトによると、同フレームワークの下で開発されたクライアント・サイドのAjaxアプリケーションは、「Internet Explorer」をはじめ、「Safari」や「Firefox」、「Opera」の各Webブラウザで動作するという。

 ASP.NET AJAX 1.0には、Webブラウザ上で動作するAjaxコンポーネントをパッケージングしたMicrosoft AJAX Libraryや、サーバ側の機能を提供するASP.NET 2.0 AJAX Extensionsが含まれている。これらを活用すれば、インタラクティブなユーザー・インタフェースの作成や既存ページの強化が容易になるほか、データへのリモート・アクセス機能などについても、複雑なJavaScriptコードを記述することなく作成できる。

 ASP.NET 2.0 AJAX Extensionsは、Microsoft Reference License(Ms-RL)に基づいてリリースされることになっている。同ライセンスの場合、ソースコードの参照は認めているものの、改良を加えたコードを配布することはできない。

 ASP.NET AJAX 1.0は、マイクロソフトのWebサイトから無料でダウンロードできる。

 なお、ASP.NET AJAX 1.0のリリースと同時に、マイクロソフトはASP.NET AJAX Control Toolkitのアップデート版も公開した。同ツールキットには、アニメーションや自己完結動作などに対応するコンポーネントが新たに含まれている。

 マイクロソフトのAjax技術「Atlas(開発コード名)」が初めて公になったのは、同フレームワークのプレビュー版が公開された2005年10月のことだ。その後、2006年3月には「Go-Live」ライセンスが付加された別のプレビュー版がリリースされた。また同年12月には、今回の正式リリースに向けた地ならしとなるRC版(リリース候補)が公開されている。

 もっとも、Atlasの開発は困難の連続だったと言われている。昨年6月にボストンで開催された「Microsoft TechEd 2006」でも、Atlasの遅れが話題に上った。

 .NET関連の開発を手がけるコンサルティング会社の幹部が「Atlasの開発は難航している」と語り、ページの漸次書き換え処理を容易にするUpdate Panel機能の信頼性に問題があると指摘。これに対し、マイクロソフトのWebプラットフォーム/ツール担当グループ製品マネジャー、キース・スミス氏が、「Update Panelの信頼性に問題はなく、仮に問題があっても完全なテクニカル・サポートを提供できる」と反論する一幕もあった。

 1月23日に公表された調査会社エバンズ・データのリポートによると、ASP.NET AJAXは、アドビ システムズのFlashアプリケーション開発環境「Flex」とともに高い評価を得ている(Flexのほうがわずかに得点が高かった)。

 エバンズ・データの社長であるジョン・アンドリュース氏は、「ASP.NET AJAX 1.0はスクリプト言語にとって非常に重要な技術であり、とりわけマイクロソフトの製品や戦略を支持しているディベロッパーにとって重要性が高い」と語っている。

オープンソースのAEjaks 0.4も同時期にリリース

 ASP.NET AJAX 1.0と同時期に初期バージョンがリリースされたオープンソースの「AEjaks」も、注目すべきAjaxアプリケーション開発ツールだ。AEjaksの特徴は、「Echo2 AJAX」ウィンドウ・システムとTcl(Tool Command Language)とを組み合わせた点にある。

 AEjaksプロジェクトは、AEjaksの開発目標を、Ajaxプログラミングの簡素化と、Tkに着想を得たインタフェースの実現にあるとしている。TkはTclと一体化したツールキットで、AEjaksではTclのJava実装であるJaclを使っている。

 AEjaksのバージョン0.4は1月1日にリリースされており、今後はメニューや視覚効果などに対応するEcho2ライブラリが追加される予定となっている。

(ポール・クリル/InfoWorld オンライン米国版)




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