【 ここから本文 】
[特集]Webブラウザ
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国]
マイクロソフト、モバイルWebブラウザ「Deepfish」を発表
ベージ内の複数タイルをズームイン/ズームアウト可能に
(2007年03月30日)
米国マイクロソフトは3月28日、無線携帯デバイス上でPC利用時と同様にデザイン性の高いWebページを便利に閲覧できるようにすることを目指したモバイルWebブラウザ「Deepfish」を発表した。
| 「Deepfish」のダウンロード・ページ |
Deepfishは現在、マイクロソフトの「Live Labs」サイトでプレビュー版が配布されている。同社によると、Deepfishの配布は、ダウンロードが一定の数に達した時点で終了となるという。
Deepfishは、サンディエゴで開催された「O'Reilly Emerging Technology Conference」(3月26〜29日)で発表された。Live Labsはマイクロソフトの研究部門であり、グーグルやヤフーとの競争で優位に立つための新しいWebベース・サービスの開発を担当している。
マイクロソフトは、既存のモバイルWebブラウザが抱える問題点について、次のように指摘する。
「モバイル・ブラウザのほとんどは、限られた画面サイズに合わせてページのコンテンツ配置を変更し、1カラムのフォーマットでページを表示するが、これではページのもともとのデザインが壊れてしまうだけでなく、ユーザーはページの目的の部分にアクセスするのにたくさんスクロールしなければならない」
マイクロソフトによると、Deepfishでは、ページ内の特定の部分をズームイン、ズームアウトする機能を提供することで、Webページがモバイル・デバイス上でデザイナーの意図したとおりに表示されるようになるという。
同社は、Deepfishを商用製品として提供するかどうかや、提供する場合のリリース時期については明らかにしておらず、現段階ではプロトタイプだと説明するにとどまっている。
マイクロソフトは、より直感的にWeb閲覧できるモバイル・デバイスを目指している。Deepfishは、マイクロソフトのIPベンチャーズ(同社の技術革新成果の事業化を促進する目的でベンチャー企業を支援するプログラム)の資金提供先として新たに選定されたゼンズイが開発を進めている製品と同様の技術を採用している。
マイクロソフトが開発した技術を利用してゼンズイが提供しようとしているWebアプリケーションは、モバイル・デバイスの画面を複数のタイルに分割して表示し、ユーザーが個々のタイルをズームインすることで、モバイル・デバイス向けにカスタマイズされたコンテンツを利用できるようにするものだ。
マイクロソフトによると、モバイルは同社の重点分野であり、同社は今後もこの分野の技術革新のチャンスに注目していくという。
なお、マイクロソフトの新しいモバイルWebブラウザの提供は、同社のパートナーであるオペラ・ソフトウェアとの関係を悪化させるおそれもある。オペラは現在、多数のWindows Mobileデバイスに搭載されている「Opera Mobile」ブラウザを提供している。
オペラは28日、Windows Mobile対応モバイルWebブラウザの次期バージョンのβ版を発表し、同社のブラウザがいくつかのWindows Mobileデバイスの新製品に採用されたことを明らかにしている。
(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service ニューヨーク支局)
- 米国マイクロソフト
- http://www.microsoft.com/
- 「Deepfish」のベージ
- http://labs.live.com/deepfish/
市場を変える7つのトレンド
「携帯電話事業への参入は“絶対にない”」
今年のCESで、業界のメインプレーヤーたちが提示した「コンピューティングの近未来」
【Convergence 2006リポート】



