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[米国]
【ESG/CA調査】
データセンター管理のキーワードは「ITIL」と「自動化」――2つの調査に見るユーザー意識の高まり
「いずれも効率的なIT環境の実現に貢献」とアナリストが指摘
(2008年04月02日)
最近実施された2つの調査によると、大企業のITマネジャーは今後、データセンターを効果的に稼働させるために、さまざまな自動化技術を導入し、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)などのベスト・プラクティス・フレームワークを採用することになりそうだ。
米国の調査会社Enterprise Strategy Group(ESG)のシニア・アナリスト、メアリー・ジョンストン・ターナー(Mary Johnston Turner)氏は、「2008 IT Service & Infrastructure Management Survey」と題した報告書の中で次のように指摘している。「IT管理の効率化を図るには、サーバ、ストレージ、ネットワーク、ソフトウェア、エンドユーザー・システムがどのように相互作用しているのかを正確にかつタイムリーに把握する必要がある。そのためにはIT管理の自動化が不可欠であることを当社の調査は示している」
ESGの調査は「データセンターがどのように変化しているか」「その変化にITマネジャーはどのように対応しているか」をテーマに、グローバル企業のIT意思決定者602人を対象に実施されたもの。それによると、回答者の4分の3以上が、仮想化技術は向こう2年間でIT管理の要件に「かなり」または「ある程度」の影響を及ぼすだろうと回答し、SOA(サービス指向アーキテクチャ)やWeb 2.0の場合も同程度の影響を及ぼすと予想していることがわかった。
また、「非常に効率的なIT組織では、複数の技術レイヤーにわたってワークフローの自動化が図られている」との回答が36%に上った。「IT資産管理ツールやイベント監視/相関処理/根本原因分析(RCA)ツールのほか、ITILのようなITサービス管理のベスト・プラクティスが効率的なIT環境の実現に貢献しているようだ」とTurner氏は報告書で指摘している。
一方、システム管理ソフトウェア・ベンダーの米国CAも先ごろ、世界のCIO(最高情報責任者)300人を対象に、データセンターの自動化に関する調査を実施した。この調査では、回答者の65%が「データセンターのタスクの多くを自動化している」と答え、31%は「中央集中型の管理を行っている」と答えたという。平均すると、多くのCIOがデータセンターのタスクの48%を自動化しており、向こう1年半でその比率が56%に増える見通しだ。
「この調査は、サーバの整理統合、仮想化、性能管理、アップタイム、事業継続性などに関する取り組みが、自動化の必要性を加速させていることを示している」とCAは指摘している。
また、同調査の回答者の半数近くが「ITILを採用している」と答え、30%が「ビジネス・サービス管理に取り組んでいる」、23%が「(ITガバナンスの評価標準フレームワークである)COBITを採用している」と答えたという。「ベスト・プラクティス・フレームワークは、自動化技術よりも先に導入するのが望ましい」とCAはアドバイスしている。
(Denise Dubie/Network World米国版)
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