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[国内]
マイクロソフト、「Office Live Workspace」日本語ベータ版を提供開始

「ソフトウェア+サービス戦略で、Officeの価値を向上させたい」

(2008年05月23日)

マイクロソフトのインフォメーションワーカービジネス本部業務執行役員本部長の横井伸好氏

 マイクロソフトは5月23日、オンラインで「Microsoft Office」製品群を利用できるサービス「Office Live Workspace」日本語版の試験運用を開始した。

 Office Live Workspaceは「Word」「Excel」「PowerPoint」などで作成されたドキュメントを、オンライン上に保存/共有できるサービスである。1ユーザー当たり500MBのストレージ容量が提供され、ユーザーはWindows Liveのアカウントを作成すれば、無料で利用できる。なお、英語版は昨年10月より試験運用が開始されている(関連記事)。

 説明を行ったマイクロソフトのインフォメーションワーカービジネス本部 業務執行役員本部長の横井伸好氏は、「Office Live Workspaceは、マイクロソフトの『ソフトウェア+サービス』戦略を具現化したものだ。このサービスの投入でOffice製品の価値向上を目指したい」と語った。

 すでに同社は、従業員が10人以下の小規模企業を対象にしたホスティング・サービス「Office Live Small Business」を提供している。横井氏はOffice Live Small BusinessとOffice Live Workspaceの違いについて、「Office Live Workspaceはドキュメントの閲覧/共有に特化したサービスを提供する。個人/企業を問わず、すべてのOfficeユーザーを対象としたOfficeの拡張サービスだ」と説明した。

Office Live Workspaceの画面。ローカル・コンピュータにOfficeがインストールされていれば、WordからOffice Live Workspaceに直接保存することも可能だ

 Office Live Workspaceは、ローカル・コンピュータにOfficeがインストールされていない環境でも、オンライン上でOfficeドキュメントを閲覧/保存したり、コメントを付けたりすることができる。ただし、Officeドキュメントの編集は、ローカル・コンピュータ上でOfficeを起動させ、そこから行う必要がある。

 Office Live Workspaceの動作環境は、Windows Vista/XP/Server 2003およびMac OS X以降で、対応ブラウザはInternet Explorer(IE)6.0以降、およびFirefox 2.0。対応しているローカルのOfficeは、Office XP/2003/2007で、Mac版のOfficeには対応していない。また、Office Live Workspaceには、同社のウイルス対策機能「Forefront」が標準で備わっている。

 なお、正式版のサービス開始時期は未定で、ベータ・サービス中に寄せられたユーザーからのフィードバックを反映させてから、正式版をリリースする予定だという。「例えば、ベータ版ではWindows Mobileには対応していないが、対応を検討課題にしている」(横井氏)

 オンラインで提供されているオフィス・スイートと言えば、米国Googleの「Google Docs」が有名である。ローカル・コンピュータにOfficeがなければ利用機能の一部が制限されるOffice Live Workspaceに比べ、Google Docsはオンライン環境で、ドキュメントの閲覧/作成/編集のすべてが可能だ。

 マイクロソフトはOffice Live Workspaceについて、「Officeの機能すべてをオンラインで提供するサービスではない」としており、Google Docsの対抗サービスとは見られたくないようだ。同サービスのビジネス・モデルについて横井氏は、「将来的にストレージ容量を有料で拡大したり広告出稿を募ったりすることも考えられるが、それらの収入が目的ではない。サービスの目的は、あくまでもOffice製品の価値向上だ」と強調した。

(鈴木恭子/Computerworld)




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