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オフィス/業務支援
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【解説】
事例から学ぶ、ユニファイド・コミュニケーション「自社構築のシナリオ」
ビジネスの俊敏性を高めるネットワーク・インフラ構築のポイントとは
(2008年08月05日)
各ベンダーのUC製品を評価し、自社に合った製品を選択する
UCの実装に当たっては、どのベンダーの製品を選ぶかも重要なポイントとなる。主要ベンダーは通常、コアとなる製品を持っている。例えば、音声製品ならNortel、Avaya、Siemens、Alcatel-Lucent、NEC、データ製品ならCisco Systems、コンファレンス関連製品ならPolycom、電子メール関連製品ならMicrosoftやIBMなどがある。各社とも自社のコア製品をベースに、より包括的で統合的なUC製品を展開してきているが、そのアプローチの違いによって、大きく3つに分類できる(表2)。
| 表2:アプローチの違いで3つに分類されるUCベンダー |
さらに各社製品には、オープン化の度合いやサードパーティ製品との統合の度合いにも違いが見られる。例えば、ある製品は主に自社のIP-PBXやプレゼンス環境上での実装/運営が想定されている。また、ある製品は複数の異なる環境の中で相互運用するように作られている。さらに、ある製品は他社の主要な製品上のポートフォリオの1つとして動作するように設計されている。
このように各社製品にはそれぞれに違いがあるが、単一でベストな製品というものは今のところ存在しない。また、すべての機能を1社で提供できるベンダーも存在しない。
ユーザー企業は、現在の自社のニーズ、自社インフラとの親和性、および自社ビジネスの長期戦略とどの程度マッチするものであるかの判断を基に、さまざまな製品やオプションを評価し、意思決定をしなければならない。また、ほとんどの企業が複数ベンダーの製品を利用することになるため、実装にあたっては、異なるベンダーの製品間の相互運用性を必ず確かめる必要がある。
モバイルUCの進展により、モバイル環境での生産性も向上
UCは現在、個々の機能の進化とともに、複数機能の統合化が進展している。例えば、複数の通信チャネルや機器からの在席情報を一元的に管理するリッチ・プレゼンス、音声会議やWeb会議など複数のタイプの会議機能の統合と連携を図るユニファイド・コンファレンスなどである。ユニファイド・メッセージングも、音声認識や検索技術の向上によって、より一般的なツールとして活用されようとしている。
アクセス・デバイスに関しても、PCに加えて、携帯電話やスマートフォンなどのモバイル端末での利用を前提とした「モバイルUC」が展開されようとしている。モバイルUCは、「BlackBerry」に代表される企業システム連携のプッシュ型メール・システムや、特定の業務アプリケーションのモバイル利用を目的としたモバイルSaaS(Software as a Service)との連携および統合化が進み、モバイル・ワーカーにおける生産性の向上とビジネス・プロセスの連携強化が図られることになろう。
将来的には、ビジネスでの利用にとどまらず、家族や友人とのコミュニケーション、趣味の仲間どうしの交流、地域活動への参加など、あらゆる生活シーンでUCが活用されるようになると考えられる。その場合、各個人はリスト(社員、趣味の仲間、地域住民などの一覧)とプロファイル(各個人の属性情報)で管理され、所在場所や利用デバイスの種類にかかわらず、動的にそれぞれのコミュニティに参加し、その役割に応じて適切なUC機能が提供される。これにより、たとえ遠く離れた場所にいたとしても、より積極的に各コミュニティ活動に参加できるようになり、社会的な生活はいっそう活性化されることになるだろう。
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