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[米国]
Adobe、4Qおよび2007年度通期決算で過去最高の業績を記録
2007年は「当たり年」。CS3やAcrobatの好調な売上げが牽引
(2007年12月18日)
米国Adobe Systemsは12月17日、2007会計年度第4四半期(9月-11月期)および2007年度通期の決算を発表した。「Creative Suite 3(CS3)」や「Acrobat」の好調な売上げに支えられ、第4四半期の売上高は前年同期比34%増、2007年度通期の売上高は前年比23%増とそれぞれ大幅な成長を達成した。
同社の発表によると、第4四半期の売上高は9億1,120万ドルで、前年同期の6億8,220万ドルから大幅に上昇しただけでなく、四半期の売上げとしては過去最高を記録した。この金額はThomson First Callがまとめたアナリストの売上高事前予測(8億3,700万ドル)をも上回っている。また2007年度通期の売上高も過去最高の31億6,000万ドルとなった。
純利益についても、第4四半期は前年同期比21%増の2億2,220万ドル、通期では2006年度の5億580万ドルから43%増となる7億2,380万ドルを達成した。
さらに第4四半期の1株当たりの利益(EPS)は、希薄化後にもかかわらず38セントを記録し、前年同期の30セントと比べて27%の上昇となった。Adobe自身が目標としていた35セントから37セントという数字をも上回った。通期でも、2006年度の1株当たり83セントと比べ46%の成長となる1株当たり1ドル21セントの利益を記録した。
Adobeは今年、同社が率先して開発してきたプロフェッショナル向けの印刷/グラフィックス・デザイン・ソフトウェアに、旧MacromediaのWebデザイン・マルチメディア製品を統合したCS3をリリースした。CS3は2社の持つ技術を初めて完全に一体化した製品であり、今年度の記録的な業績に大きく貢献したようだ。Adobeにとって2007年はまさに「当たり年」だったと言える。
今のところユーザーの間でもCS3の評判は上々のようだ。Web制作やデザイン業界のクリエイターの多くはAdobeや旧Macromediaの製品を長年愛用しており、Adobeは同業界のトップ・ベンダーとしての地位を確立している。
しかし、同社にも手強い競争相手が現れつつある。特にMicrosoftは今年、CS3のライバル製品となるデザイン・スイート「Expression」シリーズや、Adobeのマルチメディア技術「Flash」に対抗する「Silverlight」をリリースするなど、大きな動きを見せた。
また、長年AdobeのCEOを務めてきたブルース・チゼン(Bruce Chizen)氏が、2007年度を最後に退任したことも気になる出来事と言える。同氏はこの決定について、別の道に進むべく計画していたことの一環だと説明している。これを受け、前社長兼COO(最高業務責任者)だったシャンタヌ・ナラヤン(Shantanu Narayen)氏が、12月に会長兼CEOに就任した(関連記事)。
なお、Adobeは2008会計年度第1四半期(2007年12月-2008年2月期)の予測値も発表、売上高は8億5,500万ドル〜8億8,500万ドル、EPSは34セント〜36セントの間になるとしている。同社はまた、以前の発表で2008年度通期の売上高成長率の目標値を13%としていたが、この数字に変更はないことを表明した。
(Elizabeth Montalbano/IDG News Service ニューヨーク支局)
- 米国Adobe Systems
- http://www.adobe.com/
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