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【解説】
なぜ、あなたの転職は成功しないのか?
4つの間違いから学ぶ、成功する転職の超基本
(2008年03月27日)
「自分の転職活動方法は、間違っているかもしれない」――多くの転職希望者は、自分の転職活動方法に疑問を感じていても、それを見直そうとはしないものだ。しかし、それではいつまでたっても納得のいく転職ができない。ここでは、転職活動中におちいりがちな4つの間違いを取り上げ、その改善策を提示してみたい。どれも基本的な内容だが、実践していない人は意外と多い。これを機会に自分の転職活動プロセスを、もう一度見つめ直してみよう。
Lynne Sarikas
CIO米国版
間違いその1:求人情報の収集は、インターネットがメインである
改善策1:現在の人脈をフル活用する
米国労働省の調査によると、2007年度中に企業が採用した社員のうち、70%以上が何らかの人脈を通じて採用した人材だったという。転職活動の第一歩は、周囲の人々に自分が仕事を探していることを知ってもらうことだ。
改善策2:過去の人脈を掘り返す
高校/大学などの卒業名簿を活用し、希望する企業に同窓生がいれば、連絡をとってみる。「隣の芝生は青い」ではないが、希望する企業の内情を聞いて、今後の転職活動を軌道修正することがあるかもしれない。
改善策3:同業者のネットワークを活用する
例えばシステム・エンジニア(SE)であれば、社外の勉強会やSEのためのキャリア・アップ・セミナーなどに参加し、同業者の人脈を広げよう。その中には自分と同様に転職活動をしている人がいるはずだ。情報交換をするだけも、今後の転職活動に役立つ。
間違いその2:求人募集に片っ端から応募する
改善策1:明確な転職戦略を立てる
希望する業界、職種、年収、勤務地、待遇、そしてそれを実現するための資格/スキルを列記する。さらに、自分の希望条件とマッチする求人を募集している企業や、自分に向いている(と自分が考える)企業も書き出す。そしてそれらの企業に知り合いがいるか、自分の人脈リストを見直してみよう。
次に自分の持つスキルをリストアップする。自分のスキル/経験と、希望する職種に必要なスキル/経験を照らし合わせ、双方にズレがあれば、その旨を書き込んでいく。この作業は、自分のスキルを自覚するために、非常に役に立つ。明確な戦略が立てられるかどうかで、転職の明暗が分かれるといっても過言ではない。
改善策2:現実を直視する
自分のスキルが及ばない職種に応募しても、採用されるわけがない。自分の実力と、これまでの経験を正直に見つめる勇気が必要だ。また、あこがれの職種に就くにあたって自分のスキルが足りない場合は、必要なスキルを見極めて、それを習得する計画を立てよう。
改善策3:ターゲットを決める
転職戦略を立て、転職したい業種/企業を明確にしたら、脇目を振る必要はない。行き当たりばったりの、興味がない仕事への応募は時間の無駄である。
間違いその3:すべての企業に同じ履歴書を送る
改善策1:応募する企業や職種に合わせて履歴書を作成する
マニュアル本どおりの履歴書で、チャンスをつかむことはできない。多数の応募者の中から、企業の採用担当者やリクルーターの目に留まり、「この人物と会ってみたい」と思わせる履歴書でなくてはならない。
そのためには、市販の履歴書だけでは不十分だ。応募する企業と職種に応じて、職務履歴書や志望動機書を“カスタマイズ”し、募集職種に対して自分がいかに最適な人材であるかを伝えなければならない。
志望動機を書くときのコツは、相手企業のニーズに照準を合わせることである。企業がなぜその職種を募集しているのかを見極め、自分が適任であることを強調することだ。当然かなりの時間を要するが、その「時間対効果」は見込めるはずだ。
改善策2:職務履歴書は、「職責」よりも「実績」に重点を置く
例えば「2003年〜2005年 上流プログラマー、2005年〜現在 SE」と書いてあれば、企業の採用担当者は「IT業界経験5年の人材」としか判断しない。職務履歴書は、過去の職責を列挙するのではなく、自分がこれまでに達成した実績をアピールするものだと考えよう。
職歴は個条書きで、どのような実績を上げたのかを簡潔に書く。定量的測定値(75%の売上増、20%のコスト削減、顧客満足度の10%増など)が書かれていればパーフェクトだ。
改善策3:履歴書/志望動機書/職務経歴書は第三者に添削してもらう
履歴書/志望動機書/職務経歴書の3点セットを作成したら、信頼できる友人やリクルーターに見せ、フィードバックをもらおう。
改善策4:三点セットを推敲する
当たり前だが、誤字・脱字はあってはらない。企業名が違っていたり、募集と違う職種が書かれていたりする履歴書は、自動的にはねられる。
間違いその4:面接での応答はマニュアル本を参考にしている
改善策1:模擬面接をする
知人や家族、あるいは信頼できるリクルーターを相手に模擬面接を行い、自分のプレゼンテーションや態度の良否について指摘してもらう。自分ではやる気を見せているつもりでも、相手には強引な印象を与えてしまっているかもしれない。また、苦手な質問を列挙し、苦手意識がなくなるまで(回答を暗唱できるぐらいまで)、模擬面接を行おう。
改善策2:自分の訴求ポイントを確認する
自分の長所がアピールできているかを確認する。面接側の視点に立ち、希望する職種になぜ自分が適任なのかを考え、それを簡潔な言葉で伝える努力をしよう。面接官の「あなたを雇うと、弊社にはどんなメリットがありますか?」という問いに、よどみなく、かつ説得力を持って答えられるようにしたい。
改善策3:面接用に企業の情報を収集する
主な経営幹部の名前と競合企業、主要な財務数値と、その企業が注力しているプロジェクトなどは暗記しておこう。面接官は、応募者が自社についてどれくらい勉強しているかを審査し、十分に準備しているかどうかを評価基準としているはずだ。今どきの新卒者でも、この程度は準備している。
改善策4:職務に対する自分の思いは、熱意を持って語る
何もチアリーダーのようにふるまえと言っているのではない。面接官の話を注意深く聞き、事前に集めた情報を基に、その企業と職務に関する(適切な)質問をして、自分の熱意を示そう。なぜ自分がこの職務に魅力を感じるかが面接官に伝われば、その後の面接はスムーズに進行するはずだ。
改善策5:アフター・フォローをする
一次面接が終了したら面接担当者にタイミングよく礼状を送り、さりげなく自分をアピールしよう。これをやるのとやらないのとでは、雇用側の対応もずいぶん違ってくる。礼状を送ってこない応募者は、採用しないという方針の企業もあるようだ。
手順としては、まず面接当日に電子メールで礼状を送り、手書きの礼状を24時間以内に送付する。(万が一)今回は不採用でも、好印象を与えたことには変わりない。ともすれば将来、就職のチャンスが巡ってくるかもしれない。
改善策6:フォローしすぎない
自分の採用状況を聞くために、毎日のように電話してはならない。手書きの礼状を書いたら、応募者側からは連絡しないほうがよい。ただし、1週間以内に連絡すると言われ、1週間が過ぎても連絡がない場合は、こちらから確認の電話を入れてみよう。それでも色よい返事がない場合は、“ご縁がなかった”可能性が大だ。気持ちを早く切り替えて、次の可能性にチャレンジしよう。
では読者の健闘を祈る。
















