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[米国]
モトローラ傘下の2社、多彩な携帯デバイスに対応する管理ソフトを提供へ

ライバルは「Exchange+Windows Mobile」

(2008年04月07日)

 倉庫で利用する携帯デバイスと役員用のスマートフォンを別々のシステムで管理するのは無駄が多い――こう考えるのは、どの企業でも同じであろう。そうしたニーズに応えるべく、Motorola傘下のGood TechnologyとSymbol Technologiesが、あらゆるタイプの携帯デバイスを管理できるソフトウェアの提供をもくろんでいる。

 Goodは向こう数カ月の間に、工場の作業現場から役員室に至るさまざまな場所で使われているデバイスを1つのシステムで管理できるようにする、企業向けの製品やサービスを相次いで発表する予定だ。

 Motorolaのエンタープライズ・モビリティ部門グループ製品マネジャー、ブライアン・ハベナー(Brian Havener)氏は、「発送センターで使用されているSymbolのデバイスには、スマートフォンと同じセキュリティ・ポリシーが適用され、同じアプリケーションが搭載されているが、これらを管理するのに2つの製品は必要ない」と、新ソフト開発の理由を説明する。

 Motorolaに買収された2007年以降、Goodは同社のエンタープライズ電子メール製品を、やはり同年にMotorolaが買収したSymbolの製品と組み合わせる作業を進めてきた。もっとも、GoodとSymbolはいまだに、同一グループ内の「縦割り体制(サイロ)」の中で種々の製品を提供している状態だという。「サイロを打ち壊し、サービスおよび製品開発の共通土台を築くにはどこに投資をしたらよいのか。われわれはそれを6カ月にわたって検討している」とHavener氏は話す。

 Goodの製品は、電子メール・クライアントとバックエンド・サーバの2つの要素から構成されている。数カ月以内にリリースされる予定の次期版では、サーバの管理およびセキュリティ機能がさらに充実する見込みだ。さらに、携帯電話ネットワークおよびWi-Fiネットワーク越しでもデバイスを安全に管理する機能も新たに搭載される。

 MotorolaおよびSymbolとの関係とは別に、Goodは自社の技術をあらゆるメーカーのデバイスに対応させ続けていくと、Havener氏は述べている。こうした方針は、Nokia傘下のIntellisyncをはじめ、ほかの携帯デバイス管理プロバイダーも同様に掲げている。

 ところが、Microsoftだけは方針が異なる。「NOC(Network Operations Center)の運営のために『Exchange 2007』を導入して、全デバイスを『Windows Mobile 6.1』ベースにする。これがMicrosoftが推進するやり方だ」とHavener氏。Microsoftの「Mobile Device Manager」を企業で利用するためには、Exchange 2007を使用し、すべての携帯電話がWindows Mobile 6.1を稼働させていることが必須条件となるのだ。しかし、こうした条件を満たせる顧客は現状ではわずかであり、これからも大きく増えることはないというのが同氏の見方だ。

 Goodでは、同社のシステムはMicrosoft製品よりも簡単に導入できるうえ、いくつかの利点があると主張する。Goodソフトウェアが動作しているデバイス間でやり取りされるトラフィックは、IT管理者側で監視できるよう、GoodのNOCを経由するという。

 つまり、Goodの管理コンソールをチェックすれば、保留になっているメッセージやデバイス状況、ネットワーク接続やその他の履歴など、各デバイスに関するさまざまなデータを収集できるのだ。「この点がMicrosoftのMobile Device Managerとは異なる。Mobile Device Managerでは、ユーザーに関するこうした情報が全部は得られない」とHavener氏は指摘した。

 近い将来、GoodのクライアントはPBXとも統合するという。これが実現すれば、モバイル・ユーザーでも電話会議や統合電話番号といったPBX機能を利用できるようになる。

(Nancy Gohring/IDG News Serviceシアトル支局)




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