【 ここから本文 】

キャリアアップ

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


[米国]
アップル、2Qも堅調な業績――「iPodの売上げは鈍化したが、Macは好調」

特に「MacBook Air」はじめノートMac製品ラインが牽引

(2008年04月24日)

 米国Appleは4月23日、3月29日に終了した同社2008年第2四半期の堅調な収支結果を発表した。「iPod」の出荷成長率は鈍化したものの、「Mac」の売上げが好調だったのがその要因だという。

 Appleの第2四半期における純収入は75億1,000万米国ドルで、前年同期と比べ43%の増加となった。米国Thomson Financialがアナリストを対象に行った調査では、Appleのこの期の収入は69億6,000ドルと予測されていた。純益は、前年同期より7億7,000万ドル多い10億5,000ドルだった。1株当たり利益は1.16ドルである。

 この期、Macは、デスクトップ、ノート合わせて計230万台が出荷され、前年同期を51%上回った。一方、iPodの出荷台数は1,060万台で、出荷台数および収入の前年同期比はそれぞれ1%、8%となっている。また、「iPhone」の売上高は170万ドルだった。第2四半期における各種iPodの販売額は40億ドルである。

封筒から取り出すCMでおなじみのMacBook Airは、Appleの2Q業績に大きく貢献した

 同四半期は、「MacBook」「MacBook Pro」、そしてこの期にリリースされた薄型ノートMac「MacBook Air」などノートMacが好調で134万台出荷され、売上高は20億4,000万ドルに上っている。Appleによれば、MacBookおよびMacBook Pro製品ラインへの高い需要に支えられ、ノートMacの売上げが伸びたという。同社はMacBook Airの売れ行きも好調だとしている。同製品は幅広いユーザーに受け入れられているが、他のノートMac製品の売上げに食い込むようなことはなかったとのことだ。

 一方、同四半期のデスクトップMac出荷数は97万7,000台となった。同社によると、全Macコンピュータ出荷台数の前年比は、米国が52%増、欧州が48%増であるという。

 AppleのCFO(最高財務責任者)、ピーター・オッペンハイマー(Peter Oppenheimer)氏は、第2四半期の収支に関する電話会見で、「新製品をまもなく投入することを楽しみにしている」と語った。もっとも、第3世代「iPhone」の具体的なリリース日程については、同社の幹部らはコメントしなかった。

 電話会見に参加したCOO(最高業務責任者)のティム・クック(Tim Cook)氏は、iPhoneの販売実績は同社の期待以上だったと述べている。第2四半期は在庫が減少し、小売店のストックも不足したという。米国および欧州では「現在、店舗および流通経路の両方で在庫が少なくなっている」(Cook氏)

 Cook氏は在庫減少の理由に関して、(米国AT&T以外の回線でも利用できるよう)ロックを解除して使う目的でiPhoneが大量に買われた可能性があると指摘している。ロックを解除した端末は、事実上、携帯電話キャリアがiPhoneにまだ対応していない国々で数多く使われており、これは同デバイスに対する大きな需要が存在することの証だとCook氏は述べた。Appleは2008年後半に、欧州やアジア太平洋地域でiPhoneを利用できる国を増やす方針だ。

 Oppenheimer氏は、2008年中にiPhoneの販売台数を1,000万の大台に乗せるという目標について、十分に達成可能だと考えていると述べた。この販売目標はもちろん、ロック解除などをせず、正規に利用される端末のみを対象とした数字だ。同社は6月下旬には、すでに発表済みの「iPhone 2.0」ソフトウェアを無料でダウンロード提供する予定だという。同ソフトウェアは、Appleが今年3月に発表したSDK(ソフトウェア開発キット)を用いて開発されたアプリケーションをサポートする。

 同SDKのダウンロード回数はすでに20万に達しており、Fortune 500企業の3分の1がiPhone対応アプリケーションの開発にこのSDKを用いていると、Oppenheimer氏は説明した。

 さらに同氏は、SDKの提供により「iPod Touch」向けのアプリケーション開発が活発化し、同製品の魅力が増すだろうと話している。iPod TouchはiPhoneとほぼ同じデザインの携帯型メディア・プレーヤーだが、電話機能は搭載されていない。

 その一方で、既存のMacに対する、OS単体製品のMac OS X Leopardの販売額は引き続き下落を続け、同OSがリリースされた2008年第1四半期の1億7,000万ドルから4,000万ドルとなった。一般に、新しいOSは発売された四半期がビッグ・セールスのチャンスとなるが、Leopardに関しては、リリース後の2四半期における売れ行きは、同社も経験したことがないほど好調だったとOppenheimer氏は述べている。

(Agam Shah/IDG News Serviceサンフランシスコ支局)




関連記事

▲ページの先頭へ戻る


キャッチアップ

不況時こそ優秀な「エンタープライズ・アーキテクト」の存在が不可欠――フォレスターが主張

「IT投資ではアーキテクトが経営陣をリードすべき」と提言

“使いにくい”就職支援サイトの実態――フォレスターの調査で浮き彫りに

「求職者、求人企業の双方にとって悪影響をもたらす」

米国の大手ITベンダーCEO、報酬はどのぐらい?

業績好調で報酬がアップしたCEO、業績好調なのに報酬がダウンしたCEO

今後求められるのは、「ワイヤレス関連スキル」を持つ技術者

すべての地域および業界で最重要のITスキルに

熟練したITワーカーの不足に悩む米国IT業界

防衛業界と並び、深刻な人材難が続く

2008年のオープンソース動向を読む

M&Aが活発化するなか、人材不足はさらに深刻に

熟練したITワーカーの不足に悩む米国IT業界

防衛業界と並び、深刻な人材難が続く

「国際化と技術革新によって仕事の意味が変わりつつある」――マイクロソフト幹部が提言

加速的に増加する「新たな仕事環境」への対応の重要性を強調

【CIOコネクト調査】スキル不足が企業ITの進化を妨げている

求められる新時代のプロジェクト・リーダーとは

オープンソースが「開発系」で強い理由

開発者とOSSの良好な関係を生むエコ・システム

最先端ITの“夢”と“現実”――企業ITのあり方を変える?!

超伝導/自律/DC電源/相変化/量子/TIA ……

【ガートナー調査】日本のCIO、最優先課題は「人材育成」と「セキュリティ技術」

悩みは経営者の期待と現場の課題とのギャップ

COBOLは死せず

COBOLプログラマーを育成・確保する秘訣

【ガートナー調査】IT部門に必要なのはビジネス・センス

1,400人のCIO調査で明らかに

2010年の企業ITリーダーに求められるスキルとは

“バーサタイリスト”が企業ITを牽引する時代に

「優秀なIT部門」を維持するために

激しい雇用競争の中ですぐれた人材を探し、確保する方法

「全社横断型の戦略部門」への転換がIT部門の未来を切り開く

企業の“DNA”に沿った事業戦略をITで具現化するという「大役」を果たすために

適切な要求仕様を仕上げるための8つの秘訣

“曖昧さ”がコストを肥大化させる

ITスタッフが取得すべきセキュリティ認定資格はこれだ!

情報セキュリティに関する各種認定資格をセキュリティ専任スタッフの育成に活用する

ITワーカー受難の時代。サバイバル・レースを勝ち抜くには

IT/IS部門に求められる「新しい役割」を探る

ニッポンのITの将来を担うか? IPAの「未踏ソフトウェア創造事業」

「天才プログラマー」の発掘・育成計画の実態と成果に迫る

キーパーソン

「イノベーション」で生存競争を勝ち抜け!

『ライフサイクルイノベーション』の著者、ジェフリー・ムーア氏が語る「イノベーション戦略」

グーグル幹部、R&Dセンターの国際展開構想を語る

「グーグルは、R&Dもグローバルに考える」

ユーザビリティの第一人者が語るWebデザインのベスト・プラクティス

「まずはユーザー評価の実践を!」

「ベンダー・ロックインを回避し、公平な競争社会を」

IPA OSSセンター長の田代氏が強調

マイクロソフトのバルマー氏が明言、「SaaSの普及はIT関連の雇用喪失にはつながらない!」

ITプロは新たなスキルを習得する必要があるとの“ゲキ”も

「FLOSSのインパクトに今から備えよ」

LinuxWorldでグーグルのスタイン氏が熱弁

【VIDEOインタビュー】
Linuxの“生みの親”リーナス・トーバルス氏が語る

Linuxの魅力、Vistaのネック

「OSSコミュニティの仕事はソフトだけでは終わらない」

“コモンズ”のレッシグ氏がLinuxイベントで強調

連載

Weekly Ranking

集計期間:01/02〜01/08



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国