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【解説】
実態調査に見るITエンジニアの“現実”と“仕事観”――3人に1人が転職願望
人材育成のカギは労働環境の改善と社外交流の推進にあり
(2008年06月10日)
ITエンジニアの労働で最も大きな問題の1つは長時間残業である。表1のとおり、月平均労働時間、週平均労働時間ともに、正規労働者(正社員・管理職)と非正規労働者(契約社員・派遣社員)との間には大きな違いがあった。また、正規労働者の長時間労働をあらためて裏付ける結果となった。
| 表1:身分・役職別の労働時間と残業時間 |
にもかかわらず、残業手当が全額支給されている職場は半分以下となっている(図4)。「残業手当ての制度がない」が3割近くに上り、「制度はあるが全額支給されない」も2割強を占めるなど、長時間残業が金銭面で報われているとは言えない現状が明らかになった。
| 図4:勤務先の残業手当 |
また、ITエンジニアは柔軟な就労時間への要求が強いと言われているが、現実には就労時間が固定されている人が6割近くに上っている(図5)。在宅勤務が認められている職場も1割程度だった。このうち、5%は自営のITエンジニアとみられることから、企業に勤務するエンジニアの就労時間はかなり固定的であると言える。
| 図5:就労時間の柔軟性 |
| 図6:在宅勤務の有無 |
女性の離職率を低下させるには、出産や育児、介護など家庭の事情を配慮した制度が必要と考えられるが、「制度がない」と「制度はあるが利用しにくい」をあわせると65%を占めた(図7)。
| 図7:家庭の事情に配慮した制度の有無 |
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