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【解説】
Windows仮想化をトータルに管理する「Virtual Machine Manager」
System Centerで変わる仮想環境のシステム運用管理
(2008年06月13日)
ライブラリテンプレートを使用した
ゲストOSの迅速な展開
ライブラリサーバは、ライブラリリソースを保存するためのサーバで、デフォルトではVirtual Machine Managerサーバが兼任する。
ライブラリリソースとしては、ハードウェア構成のテンプレートとなる「ハードウェアプロファイル」や、プロダクトIDや管理者パスワード、ドメイン構成などゲストOSのインストール時のテンプレートとなる「ゲストOSプロファイル」、ホストに展開されていないテンプレートとしての「バーチャルマシン」、ゲストOSの初期設定のための「Sysprepスクリプト」などがある。ライブラリリソースは、ライブラリサーバの共有フォルダに保存され、インデックス化される。
ライブラリサーバに保存されたテンプレートやVHDを利用することで、バーチャルマシンの作成と展開、ゲストOSのセットアップを迅速に行える(画面5)。
| 画面5● ライブラリに登録されているテンプレートを使用して、迅速にバーチャルマシンを展開することができる |
また、既存のバーチャルマシンをソースとしてバーチャルマシンのテンプレートを作成する機能を持っており、既存のバーチャルマシンを起動して「Sysprep」(System Preparation)を実行し、マスタイメージを作成するという一連の手順を、ジョブとして自動実行することができる(画面6)。
| 画面6● 既存のバーチャルマシンをベースにSysprepを実行して、ゲストOSが構成済みのテンプレートを作成する |
テンプレートに応答ファイルとしてSysprepスクリプト(Sysprep.inf)をアタッチしておくことで、テンプレートを使用したバーチャルマシン展開時に、ゲストOSの初期設定までを完全に自動で行わせることも可能だ。
セルフサービスポータルを使用した
バーチャルマシン作成・実行の委任
「セルフサービスポータル」は、ドメインやホストに管理者権限を持たない一般ユーザーやグループに対して、バーチャルマシンの作成や実行を委任できる、Webベースのポータルサイトである。この機能はソフトウェア開発ベンダーなどで開発やテストの環境を仮想環境で提供するといった場合に、ユーザー自らの要求によりバーチャルマシンの作成をリクエストし、仮想データセンターのリソースを使用して、ユーザー専用のバーチャルマシンを実行できるようにするものだ(画面7、画面8)。
| 画面7● セルフサービスポータルは、管理者権限を持たないユーザーやグループにバーチャルマシンの作成と実行環境を提供する |
| 画面8● 作成したバーチャルマシンは、セルフサービスポータルポリシーに従って、自分専用、あるいは共有して実行することができる |
自分専用のバーチャルマシンを作成することが許可されているユーザーに対しては、セルフサービスポリシーの「バーチャルマシンクォータ」を設定することで、ユーザーが一度に展開できるバーチャルマシンの数を制限できる。クォータは、ユーザーアカウントごとに設定する以外に、グループに対して設定することも可能だ。



















