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【解説】
サーバ仮想化の“不都合な真実”
システム統合のカギとなるテクノロジーだが、“落とし穴”に注意
(2008年10月02日)
真実その2
経験豊富な人材を得るのは難しい
InfoWorldのグループ会社である米国IDG Research Servicesは昨年、464人のIT担当者を対象に仮想化に関する取り組みについて調査を実施した。その中で、現在直面している課題について質問したところ、回答者の44%がスキル不足とトレーニングの必要性を挙げ、次にソフトウェアのライセンス問題、パフォーマンスと拡張性、複雑性の問題などが続いた。
いずれにしろ、最初からすべての課題を解決できるわけではない。現行サーバの週ベースまたは月ベースの瞬間最大値を踏まえた負荷を正確に分析するには、少なくとも1カ月は必要だろう。どのサーバが仮想化できるかを判断するのは、そのあとになる。数人のITスタッフしかいない企業の場合は、キャパシティ・プランニングのために高い報酬を支払ってコンサルタントを雇う必要があるかもしれない。
また、小規模な企業には、VMwareの複雑な仮想化ネットワーク・スタックと米国Cisco Systemsのスイッチをメッシュ状に相互接続できるSANの専門スタッフがいないかもしれない。コンサルタントのPrigge氏は、「仮想化を実装するにあたっては、ネットワークやサーバ、ストレージのコンフィギュレーションに関するさまざまな問題を解決しなければならない。小さな環境で仮想化を成功させるためには、熟達したオールラウンド・プレーヤーが不可欠だ」と述べている。
大企業の場合でも、仮想化導入は決して容易な作業ではない。サーバ、ストレージ、事業継続性、セキュリティなど、さまざまなチームに分散する多くの人材をまとめ、プロジェクトを成功させることは至難の業だ。また、彼らを集めて基礎から仮想化教育を施すことも重要だ。もし何らかのアプリケーションに問題が生じた場合、管理者はサーバ・ファームのどこに仮想マシンが存在するのかを知っておく必要があるからだ。仮想マシンが稼働するサーバを誤ってリブートしてしまったら大変なことになる。
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