【 ここから本文 】
- TOP
- > Topics : キャリアアップ
- >
キャリアアップ
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[欧州]
携帯電話大手6社、クアルコムの「反競争的行為」を欧州委員会に申し立て
(2005年10月31日)
携帯電話関連の大手ベンダー6社は、欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会に、米国クアルコムが反競争的行為を行っていると申し立てた。これは、欧州の大部分の国が3G(第3世代)移動体通信規格として採用している「WCDMA」に関するもの。
ブロードコム、エリクソン、NEC、ノキア、パナソニック・モバイル・コミュニケーションズ、テキサス・インスツルメンツ(TI)の6社は、欧州委にそれぞれ申し立てを行った。各社は、クアルコムが、WCDMA規格に同社が特許を保有している技術を提供する際に同意した取り決めを守っていないとしている。
エリクソンの広報担当者ペーター・オロフソン氏によると、WCDMA規格にはエリクソン、ノキア、クアルコム、シーメンス、モトローラを含む複数の企業から提供された技術が採用されており、すべての技術提供会社が自社の技術を公正、妥当、非差別的な条件でライセンスすることに同意したが、クアルコムはそれに従っていない。
クアルコムは、自社製チップセットを販売する際には基本的に自社の特許使用料分だけ価格を割安にしているが、他のチップ・メーカーには同社の特許技術のライセンス料支払いを要求しているため、他のチップ・メーカーのチップ販売価格は同社よりも高くならざるをえない。つまり、クアルコムは保有特許を競争上優位に立つために利用しており、その行為はWCDMA規格の策定時の取り決めに反しているというのだ。
また、WCDMA規格に技術提供した企業は、携帯電話機メーカーが支払う関連特許のライセンス・コスト全体が携帯電話機の総原価の10%を超えてはならないという点にも合意していた。ところが、オロフソン氏によると、クアルコムは同社のWCDMA規格への貢献度がCDMA2000への貢献度よりもはるかに低いにもかかわらず、WCDMAに採用された自社特許技術のライセンス料をCDMA2000の場合と同水準に設定しており、そのライセンス条件は妥当ではないという。
欧州委員会の広報担当者は、同委では調査を検討すると語った。クアルコムが反競争的行為を行なっていることが調査で判明すれば、欧州委は同社に制裁金を科す可能性がある。なお、クアルコムの欧州広報担当者にもコメントを求めたが、28日の段階で回答は得られていない。
(Originally reported by Nancy Gohring, IDG News Service 10/28/2005)
(IDG News Service)



















