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[米国]
ノベル、仮想化技術Xenを統合したSUSE Linuxサーバ最新版などを発表
【BrainShare Global 2006】
(2006年03月27日)
米国ノベルがユタ州ソルトレークシティで開催した「BrainShare Global 2006」(3月19〜24日)では、SUSE Linux Enterprise Serverの最新版をはじめ、ミドルウェアや管理ソフトウェアの新製品など、多数の発表が行われた。
発表されたのは、Nokia IntellisyncをベースにしたGroupWise用の新しいモバイル・サーバ、SSO(シングル・サインオン)/ストレージ管理ソフトウェアのアップグレード、OES(Open Enterprise Server)のロードマップ、デルとの提携強化など。デルはLinuxを使用するサーバ・ハードウェア顧客向けにZENworks Linux Managementのデル・ブランド版を提供することを明らかにしている。
だが、BrainShare Global 2006で最も注目を浴びたのは、ノベルの主力サーバOSの最新版となるSUSE Linux Enterprise Server(SLES)10(ベータ版、2006年夏季に完成版リリース予定)のプレビューと、同OSへのXen 3.0ハイパーバイザの統合である。
Xenは、オープンソースのシステム仮想化ソフトウェアで、多くの大手ベンダー(AMD、ヒューレット・パッカード、IBM、インテル、ノベル、レッドハット、サン・マイクロシステムズなど)の後押しを受けて開発が進められている。
同技術は、VMwareやMicrosoft Virtual Serverといった製品と同様、単一の物理サーバ(あるいはクラスタ・ファイルシステムを用いた複数サーバ)上で、複数の仮想マシンを構築し、それらにメモリ、CPU、I/O、ネットワーク・リソースを作業負荷に応じて割り当てることを可能にする。
Xenでは、既存のx86システム(32ビットおよび64ビット)上で「疑似仮想化」ゲスト(Xenに対応するように開発元が調整を行ったOS)をサポートし、ハードウェアで低レベルの仮想化機能を提供するインテルのVT(Virtualization Technology)やAMDのPacificaを搭載したシステム上で疑似仮想化ゲストをそのまま稼働させることができる。
ノベルは、Xenの疑似仮想化技術について、VMware ESXなどの完全な仮想化の仕組みや、ハードウェアでの本格的な仮想化サポートが提供されていない場合でも効率的に機能させることができると説明している。コンファレンス・セッションでは、多数のマシンで構成されるXenシステムがネイティブ・システム性能に匹敵する性能を発揮することを示すTCPベンチマーク・データも紹介された。
ノベルは現在、SLES 9とNetWare 6.5に関してもXenに対応させる作業を進めている。SLES 9は年内にXen対応を完了し、NetWareはXen対応版が2007年半ばまでにOES 2で提供されるという。ノベルは、顧客が独自のペースでLinuxに移行できるようにすると約束し、顧客が望む限りNetWareのXenゲスト・サポートを継続すると表明した。
SLES 10でサポートされるXen 3.0ハイパーバイザは、完全なSMPサポート、ゲスト間での動的メモリ・リソース管理、ゲストI/Oのソフトウェア制御、サービス・レベルの保証などの機能を提供し、稼働中に物理サーバ間で作業負荷を移すこともできる。ただし、ノベル自身も認めているように、Xenの仮想マシン管理ツールはまだ成熟した製品には仕上がっていない。
ノベルはこの弱点の克服に力を入れており、6〜12カ月以内に、ZENworksに基づく統合型のポリシー・ベース仮想マシン管理ツール・スイートを提供する計画だ。
(ダグ・ディネレイ/InfoWorld 米国版)
- 米国ノベル
- http://www.novell.com/



















