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[米国]
マイクロソフト、世界47市場で「Live Search」の正式サービスを開始
(2006年09月13日)
米国マイクロソフトは9月11日、「Live Search」および「Live.com(日本名称:Live.jp)」の正式版を世界47市場において、同時に開始すると発表した。これに伴い、同社はメディア/エンターテインメント・ポータル「MSN.com」の検索エンジンをLive Searchに切り替える方針を明らかにした。
マイクロソフトの検索ビジネス部門ゼネラル・マネジャー、デリック・コネル氏によると、同社は9月12日から14日の間に、MSN.comの従来の検索エンジン「MSN Search」からLive Searchへの取り替えを、一連のMSNホスト・サーバ上で順次行っていくという。
Live Searchは、マイクロソフトが同社のSaaS(Software as a Service)製品を増強するために昨年発表したWindows Liveブランド構想のホーム・ページであるLive.comにおいて、今年3月からベータ・テストが行われてきた。
コネル氏によると、ユーザーがMSN.com上で検索を行った場合、Live.comドメイン内のLive Search結果ページが表示されるが、結果ページにはMSN.comポータルに戻ることができるリンクも表示されるという。
Live Searchでは、イメージ検索機能やローカル検索機能の強化が施され、ユーザー・インタフェースも改良されている。また、検索結果を絞り込むための新ツールが提供される。ほかにも、イメージ検索結果でフルサイズの写真を表示するための新しいオプション群が提供されるほか、米国と英国では今回、ローカル検索機能「Live Local Search」もベータ版から正式版になったことで、同機能の鳥瞰図イメージの数が増えた。
さらに、Live Searchでは、ユーザーが質問を出すことで他のユーザーから回答を得ることが可能な「QnA」と呼ばれる新しいソーシャル検索サービスが提供される。なお、ヤフーやグーグルも同様のQ&A型の検索サービスを提供している。
マイクロソフトは、グーグルとヤフーに大差をつけられ3位にとどまっている検索エンジン市場において、勢力拡大を目指している。検索エンジン・ベースの広告市場は、数十億ドル規模にまで急速に成長を遂げていることから、マイクロソフトはこれまでに、検索ツールとそれに付随する広告ネットワークの強化に向けて多大な投資を行ってきた。しかし、グーグルの優位を揺るがす効果は今のところ得られていない。
米国コムスコア・ネットワークスの調査によると、2006年6月に米国居住者が行ったオンライン検索件数のうち、45%がグーグル、29%がヤフーの検索エンジンによるものだったが、マイクロソフトの検索エンジン(MSN)は13%と、前年同月よりも3%近くシェアを落としていた。
米国スターリング・マーケット・インテリジェンスの市場アナリスト、グレッグ・スターリング氏は、Live Searchの機能強化は特筆に価するが、それがマイクロソフトの市場シェア拡大につながる可能性は低いと見ている。
同氏は、「今日、検索エンジンの利用はかなり習慣的な行動になっているため、マイクロソフトが市場シェアを奪取するためには、単にグーグルに匹敵するのではなくグーグルを超える革新的で優れた機能を提供する必要がある。しかし、各社がしのぎを削っている状況を考えると、それは決して容易ではない」と述べている。
(ホアン・カルロス・ペレス/IDG News Service マイアミ支局)
- 米国マイクロソフト
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