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[国内]
【ガートナー調査】
日本のCIO、最優先課題は「人材育成」と「セキュリティ技術」
悩みは経営者の期待と現場の課題とのギャップ
(2007年03月16日)
ガートナー ジャパンは3月15日、世界のCIO1,400人を対象としたIT戦略に関する調査結果を発表した。
同調査はガートナーが2002年から毎年行っている「エグゼクティブ・プログラム(EXP)」の一環として行われているもので、全世界のCIOを対象にしている。調査は2006年10月〜12月に行われ、日本からは37人のCIOが回答を寄せた。
ガートナー ジャパンは、調査の結果から、世界のCIOが抱える共通の課題として、「経営者の期待と現実のギャップ」が浮き彫りになったとしている。
同社によると、経営者は市場の成長よりも速い自社の成長を期待しているが、CIOは現在のビジネスにおいて最優先で実行しなければならない課題を抱えており、そのアンバランスに苦悩しているCIOが多いという。
日本のCIOと世界のCIOを比較すると、日本のCIOは2007年に最優先する戦略課題として、IT部門の人材確保/育成/保持を挙げたのに対し、世界では同項目が第4位となっている。また、「ITガバナンスの改善」は、日本のCIOが第3位に挙げたのに対し、世界では第8位となっており、その優先順位に大きな違いが見られた。
また、2007年のビジネス面での優先度を見ると、日本のCIOは「収益増加の必要性」と「企業競争力の改善」を最優先の課題として挙げた。なお、世界のCIOが最優先に挙げる「ビジネス・プロセスの改善」は、日本では第4位であった。
さらに、世界のCIOが事業運営を目的とした項目を上位2項目に挙げたのに対し、日本のCIOが挙げた上位3項目はすべてがビジネス成長を促進させるものとなった。
こうした結果について、ガートナー ジャパンでは、「日本のCIOが世界のCIOよりも収益増加と企業競争力の改善を重要視しているのは、日本企業がコスト削減のフェーズから成長のフェーズに舵を切り始めたことを反映している。日本のCIOは、ビジネス成長のためにITを駆使すべきだと考えている傾向にあるようだ」と分析している。
| 2007年におけるビジネス面の優先度ランキング(出典:ガートナー)。★は2007年に追加された質問項目、―は上位10以下のランキング項目(以下同様) |
2007年に優先するテクノロジー課題については、日本のCIOは「セキュリティ技術」を最優先に挙げている。ガートナー ジャパンではその要因について、2005年から施行されている個人情報保護法の影響を指摘している。
同社ではこの結果について、「日本の場合、個人情報の漏洩が発覚したときの企業イメージ低下の影響は、海外に比べて大きい。個人情報保護法対策としてセキュリティを最優先にした結果」だとしている。
| 2007年におけるテクノロジー面の優先度(出典:ガートナー) |
(Computerworld.jp)
- ガートナー ジャパン
- http://www.gartner.co.jp/
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