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[米国]
モトローラ、第1四半期の業績見通しを下方修正
主力のモバイル・デバイス事業は赤字に
(2007年03月22日)
米国モトローラは3月21日、今年第1四半期の業績見通しを下方修正するとともに、CFO(最高財務責任者)の交代を含む経営幹部の新人事を明らかにした。
世界第2位の携帯電話メーカーである同社は21日、2007年第1四半期の売上高が92億ドルから93億ドルの間に、利益が1株当たり7セントから9セントの赤字になるとの見通しを示した。当初、同期の売上高は104億ドルから106億ドルになると予想されていた。
また同社は、社長兼COO(最高執行責任者)にグレッグ・ブラウン氏が就任したことも明らかにした。ブラウン氏は、これまでネットワーク/エンタープライズ事業の責任者を務めていた人物だ。
さらに、トーマス・メレディス氏が4月1日付けでCFO代理に就任し、現在のCFOであるデビッド・デボンシャー氏が退任することも発表した。
モトローラの会長兼CEO、エド・ザンダー氏は声明の中で、主力となるモバイル・デバイス事業の業績について「承服できない」と強調。業績を改善するためには、これまで考えられていた以上の時間と労力が必要になるとの見通しを示した。モトローラによると、同事業部門は、第1四半期決算で赤字になる見通しだという。
同社は今年1月半ばに収益改善計画を打ち出したが、期待どおりの成果がすぐには得られそうにないと判断したようだ。新社長のブラウン氏は、業績見通しの下方修正を明らかにした際の電話会見で、「業績回復は徐々に進むと見られ、1月に示した見通しを実質的に下回ることになる」と説明した。
同社は、業績見通しを下方修正した理由として、ローエンド製品を中心に、モバイル・デバイス部門の売上げが落ち込んでいることを挙げている。同社によると、低価格の携帯電話が好調に売れている新興市場で、競合他社の低価格製品に対抗しないことを決めたため、量販機種の売上げが落ち込んだという。
「市場シェアの拡大を追求するようなことはしない」とブラウン氏。また、同氏とともに電話会見に臨んだザンダー氏も、市場シェア争いから身を引こうとしているわけではないが、利益を生み出し続けるためには、慎重かつ組織されたやり方で進めなければならないと強調した。
「ローエンド市場での競争力を強化するため、社内のコスト構造を改善し、利益を出しながら、価格競争に勝ち抜いていけるような体制を整える必要がある」(ザンダー氏)
モトローラでは、ローエンド以外の製品も強化したいと考えている。この点についてザンダー氏は、「ハイエンド製品についても、てこ入れする必要がある。この分野は利益率が高いからだ」と語った。
なお、ザンダー氏は、3月27日に開幕するワイヤレス技術/製品のコンファレンス「CTIA WIRELESS 2007」への出席を突然キャンセルした。その理由について同氏は、あくまでも家族に関する個人的な問題によるものであり、業績や今後の発表とは無関係と釈明している。
(ナンシー・ゴーリング/IDG News Service シアトル支局)
- 米国モトローラ
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