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[米国]
マイクロソフトの四半期決算、利益が過去最高に
繰延収入が影響し、前年同期から大幅増
(2007年04月27日)
米国マイクロソフトは4月26日、2007年度第3四半期決算(3月31日締め)を発表した。それによると、売上高は前年同期比32%増で、営業利益と純利益も過去最高を記録した。
第3四半期の売上高は前年同期の109億ドルから144億ドルに増加し、同社の従来予想(138億9,000万ドル〜140億ドル)を若干上回っている。
営業利益のほうは前年同期の38億9,000万ドルから65億9,000万ドルに急伸した。純利益も同29億8,000万ドルから49億3,000万ドルへと大幅に増加。1株当たりの利益は29セントから50セントとなり、トムソン・フィナンシャルが集計したアナリストの平均予測(46セント)とマイクロソフトの予測(45〜46セント)をともに上回った(2007年度第3四半期の1株利益の計算には、税制上の優遇措置の影響2セントと法的費用1セントが含まれる)。
マイクロソフトは、クライアントOS「Windows Vista」とオフィス・アプリケーション・スイート「Office 2007」の一般向け発売を2007年度第2四半期(2006年10-12月期)から第3四半期(2007年1-3月期)に延期したことに伴い、売上高および営業利益(16億7,000万ドル)、純利益(11億4,000万ドル)、1株利益(12セント)の計上を繰り延べた。このことが第3四半期業績にプラスの影響を与えている。
多くの証券アナリストは、マイクロソフトの第3四半期業績はさえない数字にとどまると予測していた。業績が予想を下回って株価が下がらないよう、マイクロソフトが売上高に対するVistaの影響について控えめな見通しを示していたためだ。だが、Vistaの販売が同社の見通しよりも若干好調に推移したことで、売上高は同社の予測をわずかに上回った。
マイクロソフトのCFO(最高財務責任者)であるクリス・リデル氏は、決算発表後の電話会見で、Vistaの売上げは2008年度(2008年6月30日締め)も、マイクロソフトのクライアント事業で重要な役割を果たすだろうと述べた。同社は2008年度のクライアントOS売上げに占めるVistaとWindows XPの割合を、それぞれ85%、15%と予想している。この割合が変わった場合には、同社はクライアント事業の売上げ予想を見直すという。
「Vistaへの移行が予想よりも早いペースで進めば、2008年度の業績に、より大きなプラスの影響を与えることになる」(リデル氏)
一方、2007年度第3四半期の営業活動による純キャッシュ・フローは72億9,000万ドルで、マイクロソフトは同四半期に自社株買い戻しと配当により、77億2,000万ドルの株主還元を行った。
2007年度第4四半期(6月30日締め)については、同社は従来と同様に慎重な見通しを示し、売上高は131億〜134億ドル、1株利益は37〜39セントを見込んでいる。
また、2008年度についても、売上高が565億〜575億ドル、1株利益が1ドル68セント〜1ドル72セントになるとの見通しを明らかにした。
リデル氏は、今後12カ月間のマイクロソフトの売上高は、一連の主要製品のリリースにより好影響を受けるだろうと述べた。今年下半期には、Windows Serverの次期メジャー・バージョン「Longhorn」(開発コード名)のほか、CRMソフトウェア「Dynamics CRM」、開発ツール「Visual Studio」、ゲーム機「Xbox」用の人気ゲーム「Halo」の各新バージョンが発売される予定だ。
さらに、さまざまな新製品やサービスの投入も予定されている。その中には、マルチメディアWebデザイン・ツール「Expression Studio」や企業向けウイルス対策ソフトウェア「Forefront Client Security」、CRMホスティング・サービス「Dynamics Live CRM」などが含まれる。
(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service ニューヨーク支局)
- 米国マイクロソフト
- http://www.microsoft.com/
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