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[米国]
マイクロソフトの7-9月期決算、増収率が8年ぶりの高水準
Vistaおよび企業向け製品事業の好調が牽引
(2007年10月26日)
米国マイクロソフトが10月25日に発表した2008年度第1四半期決算(9月30日締め)は、新旧製品の好調な販売に支えられ、増収率が2000年度第1四半期以来8年ぶりの高水準となった。5部門すべてが増収を達成し、同社の売上高、1株利益は共にアナリストの事前予測を上回った。
2008年度第1四半期の売上高は137.6億ドルとなり、前年同期の108.1億ドルから27%増加した。営業利益は59.2億ドルと同44.7億ドルから32%増、純利益は42.9億ドルと同34.8億ドルから23%増となり、1株利益は45セントだった。売上高と1株利益は、米国トムソン・ファーストコールの集計によるアナリストの事前予測平均(それぞれ125.7億ドル、39セント)を上回った。
同四半期の業績は、決算締め日の5日前(9月25日)に発売されたXbox 360対応ゲーム「Halo 3」によって押し上げられた。マイクロソフトによると、Halo 3は発売から24時間で1.7億ドルの売上げを記録し、発売後1週間半の売上げはビデオゲームとして過去最高となった。
クライアント、ビジネス、サーバ、ツール、オンラインの各部門の好調も増収に貢献した。なかでも、Windows Vistaが企業向けの複数年契約を通じて2ケタ成長を記録したほか、Microsoft Office、Windows Server、SQL Serverの需要も高かったという。
マイクロソフトは12月31日締めの次期決算について、売上高が156億〜161億ドル、営業利益が59億〜61億ドル、1株利益が44〜46セントになるとの見通しを示した。
2008年度通期については、売上高は588億〜597億ドル、営業利益は233億〜237億ドル、1株利益は1ドル78セント〜1ドル81セントを見込んでいるとした。このうち売上高と1株利益の数字は、それぞれ568億〜578億ドル、1.69〜1.73ドルという従来予想を上方修正したものとなった。
マイクロソフトのCFO(最高財務責任者)、クリス・リデル氏は25日に行われた電話会見で、業績予想を引き上げたのは、クライアント、サーバ、ツール事業とMicrosoft Business部門の見通しが上向いているためだと述べた。
Vistaの販売には勢いが見られ、第1四半期の同OSの売上げ増には、多数の企業顧客との長期契約が期中に更新を迎えたことも一役買ったという。リデル氏は、Vistaの購入契約を結んだ企業の多くは、2008年1-3月期に予定されているVista Service Pack 1のリリースを待ってから本格導入すると予想している。「Vistaの導入はまだ始まったばかりの段階だ」(リデル氏)
電話会見に参加したアナリストは、マイクロソフトの第1四半期決算を高く評価したが、検索サービスやオンライン広告事業を担当するオンライン・サービス部門(OSD)の業績については批判も出た。同四半期には、60億ドルを投じたデジタル広告サービス会社アクアンティブの買収を完了したが(関連記事)、OSDの売上げは25%増にとどまった。マイクロソフトはこの買収がオンライン広告収入の拡大につながると見込んでいた。
リデル氏は電話会見で、「OSDの第1四半期の増収率は、容認できるものの目覚ましいものではなかった。われわれはもっと高い数字を望んでいる」と述べた。
(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service ニューヨーク支局)
- 米国マイクロソフト
- http://www.microsoft.com/
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