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クラウド・コンピューティング
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【解説】
クラウド・サービスへの移行で忘れてはならないDNS管理の問題
最適なトラフィック管理で高速かつ安定したサービス提供基盤を確保する
(2008年12月24日)
現在、37signalsは、Dynectプラットフォーム上で25のドメイン名を管理し、1秒当たり平均80件のDNSリクエストを処理している。同プラットフォームにかかる料金は月額1,000ドル未満だ。
「DynectのようなグローバルDNSインフラを自前で構築しようとは考えていない。Anycastで設定されたエッジ・ノードから(上位ノードの)DNSルーティング/管理を複製するコストのほうがはるかに高くつくからだ」(インブリアコ氏)
37signalsは、欧州Amazon.comのクラウド・コンピューティング・サービスを利用するにあたってDynect Traffic Managementの採用を検討している。「この機能を使えば当社サーバのスループットが速くなるため、欧州やアジアの顧客のレイテンシが短縮される。これらの顧客に近い場所にサーバを追加しようと検討しているところだ」と、インブリアコ氏は話している。
Dynectプラットフォームでは、まもなくIPv6がサポートされる予定だ。今日主流のインターネット通信プロトコルIPv4で用いられるのは32ビットのIPアドレスだが、IPv6では128ビットのIPアドレスが用いられる。さすがのネットワーク管理者でも、128ビットという極端に長いアドレスを覚えるのは困難であり、将来的に企業がIPv6アドレスとドメイン名の照合を自動サービスにゆだねる度合はさらに高まると見られる。
「IPv4アドレスなら覚えられても、IPv6アドレスを覚えられる人はいない。したがって今後はDNSへの依存度はさらに高まるだろう」とダリー氏は予測する。「現在(Dynectでは)IPv6のサポートを進めており、シカゴにあるいくつかのネーム・サーバをテスト稼働している。テストが完了すれば、DNSクエリに対してIPv6とIPv4で回答できるようになる」(同氏)
なおDynが2008年9月にリリースした「DynDNS Spring Server」と呼ばれる仮想サーバ・プラットフォーム・サービスではすでにIPv6がサポートされている。
Dynはコンシューマー向けサービス「DynDNS.com」のプロバイダーとしても広く知られる。同サービスは、DSL/ケーブル・モデム接続を使ってホーム・コンピュータからWebサーバを稼働しているユーザーに、ドメイン名とサービス・プロバイダーが割り当てたダイナミックIPアドレスを照合する手段を提供するもので、現在250万人が加入している。立ち上げから10年が経つ同サービスは今日、10万を超えるドメイン名をサポートし、1日当たり40億件以上のDNSクエリを処理している。
Dynは、Mozillaなどの大規模組織がこのDynDNS.comを利用して企業DNSサービスを運用していることに着目し、2007年にDynectプラットフォームを立ち上げた。Dynectプラットフォームの年間利用料は5,000ドル〜1万ドルである。
ちなみに、Dynは従業員数30人、年商500万ドル超の株式未公開企業だ。
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