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[米国]
【VMworld 2009】
ヴイエムウェア、従量課金制クラウド・サービスのための新プログラムを発表
サービス価格を抑え、先行するAmazon Web Servicesを追撃
(2009年09月02日)
米国VMwareは9月1日、従量制クラウド・コンピューティング・サービスをプロバイダーを通じて提供するための新たなプログラム「vCloud Express」を発表した。
| VMware CEO ポール・マリッツ氏 |
vCloud Expressでは、マネージド・ホスティング・プロバイダーがVMwareの仮想化プラットフォーム「vSphere」を使ってサービスを提供する。このサービスは、ユーザーがWeb上で仮想サーバを構成し、コンピューティング・リソースを利用した分だけ1時間単位で料金を支払う(クレジットカード払い)というAmazon Web Services(AWS)に類似したものだ。
サービスの用途としては、テスト/開発作業のために仮想サーバを構築したり、パフォーマンスやセキュリティ面での要件がさほど厳しくないアプリケーションを稼働させたりするといったものが想定されている。パートナー・プロバイダーには、Terremark、Melbourne IT、BlueLock、Hosting.com、Logicaなどが名を連ねている。これらのプロバイダーは、すでにベータ版のサービスを提供しているか、近日中にサービスを開始する予定だ。
米国サンフランシスコで開催されているVMwareのプライベート・イベント「VMworld 2009」の基調講演において、CEOのポール・マリッツ(Paul Maritz)氏は、「vCloud Expressのロゴは、高速でコスト・パフォーマンスにすぐれたサービスであることの証だ」と、同プログラムをアピールした。
VMwareとパートナーは、先行するAWSに対して、サービス価格の引き下げなどの施策を講じることで差をつけていく考えだ。一例を挙げると、Terremarkのサービスでは、仮想CPUを1つと0.5GBのメモリをサポートするシステムで1時間4セント以下に設定されている。一方、AWSは1CPU当たり1時間10セントからだ。
TerremarkのCEO、マニー・メディーナ(Manny Medina)氏は、「vCloud Expressでは、仮想化ソフトウェアにvSphereを利用するため、すでに社内で稼働しているvSphere仮想マシンを移行できる点が大きな魅力である」と語った。
今回のVMworldでは、Verizon BusinessやAT&T、SavvisなどもvSphereを利用したクラウド・サービスを発表したが、いずれもvCloud Expressには含まれていない。この点についてVerizon BusinessとAT&Tは、SLAが必要となるようなハイエンド市場をターゲットにしていると説明しており、Savvisは、異なるタイプのワークロードにも対応できる重層的なサービスを提供するという方針を示している。
また、同コンファレンスにおいては、vCloud Expressと同様の構想が他社からも発表された。Citrix SystemsとXen.orgの「Xen Cloud Platform」である。これは、仮想化プラットフォーム間の相互運用性を実現し、ハイパーバイザの種類を気にすることなく外部のクラウド・サービスとユーザー・データセンターの間でワークロードを移動できるようにすることが目的とされている。
(James Niccolai/IDG News Service サンフランシスコ支局)
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