【 ここから本文 】

クラウド・コンピューティング

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


クラウド・コンピューティング

[米国]

アマゾン、「MySQL」をクラウドで提供する新サービス「Amazon RDS」を発表

Amazon EC2の料金引き下げと、2つの新たなサービスも提供開始

(2009年10月28日)

「MySQL」データベースの“フル機能”を提供するアマゾンの新たなクラウド・サービス「Relational Database Service(RDS)」

 米国Amazonは10月27日、仮想サーバ・インスタンスの料金を引き下げるとともに、クラウド事業の強化を図るべく、新たなリレーショナル・データベース・サービスと、2種類のハイ・メモリ仮想サーバ・インスタンスの提供を始めることを発表した。

 Amazonは現在「EC2(Elastic Compute Cloud)」で、さまざまな仮想サーバ・インスタンスを1時間当たり10セント〜1ドルの料金で提供している。

 だが、同社はこの日、「11月1日以降、すべての『Amazon EC2 On-Demand』インスタンスの料金を引き下げる」と発表。具体的には、「Linuxベースのインスタンスは15%安くなり、例えば『Linuxスモール・インスタンス』の料金は、従来の1時間当たり10セントからわずか8.5セントになる」という。

 Windowsベースのインスタンスも多少安くなる。例えば、「Windowsスモール・インスタンス」の料金は11月1日以降、従来の1時間当たり12.5セントから12セントに引き下げられる。「Windowsラージ・インスタンス」も同様に1ドルから96セントに値下げされる。

 Amazonは、標準サイズの仮想サーバ・インスタンスの料金を引き下げる一方で、新たなハイ・メモリ仮想サーバを2種類、提供することも発表した。メモリ容量がそれぞれ従来の最大オプションの2倍および4倍となり、料金は1時間当たり1.2〜2.88ドルとなる。

 「『High-Memory Instances』は、データベース、キャッシュ、レンダリングなど、メモリ集約型の作業向けに設計されており、ロー・レイテンシー、ハイ・スループット、ハイ・パフォーマンスを実現する」(Amazon発表)

 Amazonはさらにこの日、「MySQL」データベースの“フル機能”を提供するクラウド・サービス「Relational Database Service(RDS)」を発表した。RDSでは、基本的な設定、プロビジョニング、パッチ管理、バックアップなど、一般的な管理タスクはすべて自動化されているという。

 また、データベース開発者が既存のMySQLデータベースで使っている標準的なコードやアプリケーション、ツールは、クラウド・バージョンのRDSでも同様に使用できる。

 「コスト効率にすぐれるクラウド・サービスのRDSでは、リレーショナル・データベースの設定、操作、拡張が容易に行える。時間のかかるデータベース管理業務も自動化されるので、ユーザーは自分のアプリケーション操作や仕事に集中できるようになる」(Amazon発表)

 RDSの料金は、最も安い「スモール・インスタンス」が1時間当たり11セントで、最も高いものは3.1ドル。RDSインスタンスのデータベース・ストレージ料金は、1月当たり10セント/1GBで、さらに100万リクエストごとに10セント加算される。

 RDSはAmazon初のクラウド・データベース・サービスではなく、同社ではすでに「SimpleDB」というサービスを提供している。SimpleDBはデータ・インデクシングやクエリなど、データベースの基本機能は備えているが、RDSでできるような複雑なリレーショナル・データベース機能には対応していない。SimpleDBの料金は、1月当たりのマシン稼働時間が25時間までなら無料だが、それ以降は1時間につき14セントが課せられる。

(Jon Brodkin/Network World米国版)




関連記事

▲ページの先頭へ戻る



Computerworld BLOG

キャッチアップ

マイクロソフト幹部、「Azure」によるデータセンターのクラウド化を展望

Windows Serverとの“補完関係”を強化し、オンプレミス方式への復帰も容易に

IBM/サンのクラウド戦略から見る「買収交渉」報道

買収交渉報道の当日、サンはクラウド・サービスを発表

ヴイエムウェア、仮想化技術を活用したクラウド戦略の詳細を明らかに

社内外のリソースを結合し“プライベート・クラウド”を構築

カリフォルニア大学の研究者が指摘する、クラウド・コンピューティングの「課題」と「可能性」

「ユーザーにとって低コストだが、利益率の高いビジネスになる可能性がある」

アマゾン、クラウド・データベース「SimpleDB」の公開テストを開始

「少なくとも6カ月間は無料提供」と同社

セールスフォース、クラウド型サイト構築・運用サービス「Force.com Sites」を発表

「Force.com」で開発した社内向けアプリを一般向けへと転用可能に

景気後退の中、活況を呈するITアウトソーシング業界

“新たな潮流”と顧客企業が注意すべきこと

「クラウド・インタフェース」策定に取り組む標準化団体OCC

目指すはクラウド・サービス間の互換性確保

クラウド・サービスへの移行で忘れてはならないDNS管理の問題

最適なトラフィック管理で高速かつ安定したサービス提供基盤を確保する

EMCのトゥッチ会長「クラウド・コンピューティングが情報の断片化を解消する」

コンシューマー市場とクラウドへの注力で“情報の爆発”に対応

グーグル、クラウド開発ツール「Google App Engine」をリリース

グーグルのインフラ上でWebアプリを構築可能に

IBM、クラウド・コンピューティングの導入支援構想を発表

グーグルとの大規模Web分散コンピューティングの取り組みを企業向けに展開

Weekly Ranking

集計期間:03/11〜03/17


SaaS World

ユーザー調査に見るSaaS活用の現状と指針

どうすればSaaSのメリットを最大限に引き出せるか

米国GEの大規模SCMにSaaSが選ばれた理由

「50万サプライヤーとの全取り引きの把握」のためにGEがSaaSを採用

2008年の国内SaaS/XaaS市場、前年比19.2%増の495億円に拡大

2009年以降も順調に成長を続け、2013年には現在の2.9倍に達する見込み

【SaaS World/Tokyo 2008】「SaaSは労働生産性を高め、日本経済に活力を与える」――総務省・西浦氏

世界最先端のブロードバンド環境を活用した日本の生産性向上戦略を説明

最新記事はこちら

仮想化

仮想化運用のカギは「仮想サーバの台数抑制」

仮想サーバの増殖で仮想化のコスト効果が帳消しになる可能性も

仮想化テクノロジーが克服すべき3つの課題

運用管理方法は? サポート体制は? 仮想化ベンダー選定の基準は?

「KVM」――Linux標準の仮想化機能の得意領域を知る

Linuxカーネルに統合された仮想マシン環境

“仇敵”マイクロソフトとレッドハットが手を結んだ理由

仮想化の普及でライバルどうしが協力しあうようになる?

最新記事はこちら



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国