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コンプライアンス

【解説】
知られざる債権回収ビジネスの裏側――狙われているあなたの個人情報

海外のデータセンターで個人情報が盗まれる可能性も

(2008年06月23日)

もしも、知人または見ず知らずの人の情報について尋ねる電話がかかってきたとしたら、すでにあなたの個人情報の一部が“債権回収会社”に漏れているかもしれない――。Network World米国版の人気コラム・コーナー「Gearhead」の著者であるネットワーク・ビジネスの専門家、マーク・ギブス(Mark Gibbs)氏の調べによると、さまざまな場所から収集された個人情報の売買やデータ・マイニングを専門とする一大業界が存在するという。

Mark Gibbs
Network World米国版

クラウド環境におけるプライバシー保護の難しさ

Mark Gibbs氏のコラム「Gearhead

 2週間ほど前に筆者のコラムで「Google Docs」について取り上げたところ、この記事に対して、クリーブランド在住の読者であるスチュアート・ダグラス(Stuart Douglas)氏から次のような投稿があった。「Google Docsが非常に洗練されていてとても便利なのは認めざるをえないが、信頼してよいものかという疑問が頭から離れない。自分の管轄外のところに保存されるのに、私のデータは私だけのものだと本当に信じてよいのだろうか。今のところ、私はGoogle Docsには表に出したくないデータは一切保存していない」

 用心しながらGoogle Docsを使用しているDouglas氏は、非常に賢明と言えるだろう。なにしろ、Google Docsは安全だと米国Googleが主張しているからと言って、ユーザーの秘密が守られるとはかぎらない。

 クラウドに情報が保存されている場合、そのクラウドの所有者がだれであれ、プライバシーを守るのが難しくなる。だがここでの問題は、データのソースが現在、官民含めてあまりにたくさん存在し、それらは非常に多くの組織によって管理されているため、われわれの詳細な個人情報が簡単に収集されてしまうことだ。

 2、3日前にこういうことがあった。私は妻にかかってきた電話に出た(妻の名前をまちがえて発音したところをみると、電話をかけてきた女性はろくに読み書きができないようだった)。私は「妻は留守だ」と言って、用件を尋ねた。すると、女性は理由も説明せずに、私の妻が「マーサ・サミュエルズ(Martha Samuels)」という人物を知っているかと訊いてきた。私は電話をかけてきた女性に、彼女の名前と、なぜそんなことを知りたがるのか、その理由を尋ねた。結果、女性は米国イリノイ州の債権回収会社であるIntegrated Portfolio Management(旧社名:Stanley Weinberg & Associates)で働いていることがわかった。


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