【 ここから本文 】

コンプライアンス

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


コンプライアンス

[米国]
マイクロソフト、WGAへの批判が高まり集団代表訴訟に直面

(2006年07月03日)

 米国マイクロソフトは、スパイウェアの挙動と似ているとしてユーザーから批判を浴びていた同社の海賊版検出プログラム「Windows Genuine Advantage(WGA:正規Windows推奨プログラム)」を巡る集団代表訴訟に直面している。

 ワシントン州シアトルの米国連邦地方裁判所に6月26日に提出された訴状では、マイクロソフトのWGAが、カリフォルニア州とワシントン州の消費者保護法およびスパイウェア規制法に違反していると原告は主張している。

 マイクロソフトは、WGAによってセキュリティ更新プログラム以外の同社の無料ツール(スパイウェア対策ツール「Windows Defender」など)を、海賊版と見られるWindowsを稼働しているPCにダウンロードできないようにしてきた。WGAは、ハードウェアとソフトウェアの情報を収集してマイクロソフトのサーバに届け、それらの情報を基にユーザーのWindowsが正規のものかどうかを定期的に確認するのに使用される。

 今回の訴訟で原告側は、マイクロソフトがWGAをPCに導入させるためにユーザーに誤解させる説明を行い、重要なセキュリティ更新が含まれる定例更新プログラム群にWGAを紛れ込ませたと主張している。またマイクロソフトに対しては損害賠償のほか、同社がWGAによって収集したすべてのデータを削除するとともに、ユーザー自身でWGAを削除できるようにすることも求めている。

 訴状には、「マイクロソフトは、海賊版対策を通じて売上高を拡大させるためにWGAの性質、機能、作用に関する説明を十分に行わず、消費者と一般大衆を欺いた」と書かれている。

 今年6月中旬にマイクロソフトは、「優先度の高い」Windows更新プログラムとして配布されているWGAのバージョンが、実はテスト版であったことを認めた。また、昨年7月に投入したWGAを今年4月に強化し、ユーザーが使用しているWindowsが正規版でない場合にユーザーに通知する機能を追加したほか、同社のサーバにWGAが頻繁にコンタクトするようにしていた。

 こうした事実が判明したことで、マイクロソフトは多くのユーザーから批判を受け、6月27日にWGAの一部の機能を修正したアップデート版をリリースした。アップデート版では、ユーザーが通知を受けないことを選択できるように修正されたほか、WGAがマイクロソフトのサーバにコンタクトする頻度などが変更された。

 ほかにも、WGAにはバグがあると指摘されており、例えば、正規版のWindowsを別のハードウェアに正当なやり方で移した際にも不正コピーと判断するといった問題が報告されている。

 マイクロソフト幹部は、6月30日の時点で、今回の訴訟に関するコメントを明らかにしていない。

(ジェレミー・カーク/IDG News Service ロンドン支局)




関連記事

▲ページの先頭へ戻る



キャッチアップ

地球温暖化対策を統括する「CIM」は、CIOの新しいミッション

「ITに精通し、炭酸ガス排出量削減の取り組みを主導できるのはCIOしかいない」

PCの誤設定で人生を棒に振った不運な男の話

悲惨としか言いようのない出来事も一歩まちがえれば「明日は我が身」

IT業界の識者たちが語る「新時代の情報セキュリティ」

Web 2.0や内部起因リスク、コンプライアンスとセキュリティの関係に着目せよ

【IDC調査】国内コンプライアンス市場規模、2012年には1兆8,200億円に

「グリーンIT」が次世代のコンプライアンス関連のIT基盤となる可能性も

【CompTIA調査】ITスタッフにセキュリティ・スキルを強く求めるも、十分なレベルに達せず

スキル不足の原因を半数以上が「技術進化のペースが速すぎるから」と回答

「継続的なコンプライアンス」を確立せよ

GRCの統合アプローチで、企業価値の向上を目指す

「予防」と「発見」の両面からコンプライアンスに取り組む

事例に学ぶ、上場企業におけるツールの選定理由と運用状況

SOX法のコンプライアンス──5年目の真実

ボーイングの教訓から適切な監査レベルを学び取れ

日本版SOX法の最新事情/対応のポイントを知る

金融商品取引法の要点と内部統制評価の進め方を指南

コンプライアンス時代の情報セキュリティ・ポリシー

英国の事例から情報セキュリティ対策の有効策を探る

情報統制

電子メール・アーカイブの構築を急ぐ米国企業

「訴訟対策」にとどまらない多大なメリットに期待

エンタープライズ・データを守れ

担当者が負担に押しつぶされず、企業にとって価値のある情報を保護するために

ILMの導入で、IT運用コストを引き下げろ!

ILMを成功裏に導入するための“6つのステップ”

全社レベルでコンテンツを“統制”する「ECM」

今日のコンテンツ管理製品分野における最注目領域

コンプライアンスを重視したメール運用管理の実際

ECM/CMSではカバーしきれない最重要コンテンツ

“完全なる”ペーパーレス・オフィスの実現に向けて

「もはや企業に選択の余地はない!」

CDWの事例に見るストレージ統合の教訓

バックアップ・データを80%削減

メール経由の情報漏洩を「させない」4つのアプローチ

Winnyよりも身近なセキュリティ・リスク。ユーザーまかせは絶対危険!

「リサイクルHDDによる情報漏洩」

コンプライアンス対応の教訓

トレンド・ウォッチ

米国政府、IT製品の製造段階で仕込まれるバックドアへの対策に本腰

旧式化したネットワーク周辺防衛システムを刷新し、頻発するサイバー犯罪に対抗(2008年09月16日)

NRI、新貸金業法対応を支援する金融機関向けASPサービスを発表

指定信用情報機関への接続をサポートし、金融機関の負担を軽減(2008年06月25日)

米国小売企業の半数がデータ漏洩を経験――そのほとんどは公表されず

「われわれが耳にするよりはるかに多くの事件が起きている」(2008年05月27日)

【IDC調査】国内コンプライアンス市場規模、2012年には1兆8,200億円に

「グリーンIT」が次世代のコンプライアンス関連のIT基盤となる可能性も(2008年04月03日)

富士通、金融庁EDINET対応の財務報告データ作成ソフトを発表

XBRL形式の財務諸表を容易に作成可能に(2008年03月11日)

【AMA/ePolicy調査】米国企業の50%以上が「メール/ネットの濫用」で従業員を解雇

66%が社員のインターネット接続状況を監視(2008年02月29日)

【Symantec調査】企業のITリスク管理が進展、総合的・バランス重視の傾向に

セキュリティ技術重視の企業は減少(2008年02月01日)

2007年、プライバシー/データ侵害は依然として蔓延

米国では企業の6割以上が個人情報の侵害を経験(2007年12月26日)

「車両荒らし」で浮き彫りになった、オフサイト・データ暗号化の必要性

専門家が警鐘――すべてのバックアップ・データは暗号化せよ(2007年10月26日)

アウトソーシングでサービスの安全性を担保するSaaSベンダー

事例に見るデータセンター・アウトソーシングのセキュリティ効果(2007年10月09日)

【シスコ調査】企業で増大し始めたワイヤレス運用のセキュリティ・コスト

IT導入担当者の4分の3が支出増加を予想(2007年09月04日)

[連載]情報漏洩100%対策

第1回:情報漏洩対策の根本を考える

あらゆるリスク、ケースを徹底検証

第2回:ネットワーク運用からのアプローチ(1)

「内部から外部への通信」におけるリスクと対策

第3回:ネットワーク運用からのアプローチ(2)

「内部ネットワーク内の通信」におけるリスクと対策

第4回:PC/記録媒体からのアプローチ

クライアントPC/デバイスを管理する

第5回:「人」からのアプローチ

認証、教育などの体制を整える

第6回:インターネット掲示板の統制法

誹謗中傷などの問題に対処する

第7回:営業秘密の漏洩をいかにして防ぐか

不正競争防止法と企業の管理体制

Weekly Ranking

集計期間:01/01〜01/07



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国