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[米国]
オラクル、シーベル買収完了にあわせて2,000人の人員削減を明らかに
(2006年02月09日)
米国オラクルは2月9日、1月末に発表したシーベル・システムズの買収完了に伴い、オラクル側の従業員を中心に2,000人の人員削減を行うことを明らかにした。
オラクルのCEO、ラリー・エリソン氏は、旧シーベルのサポート/開発エンジニア、営業担当者、技術営業コンサルタントの90%を雇用し続けると述べた。非技術系のマーケティングおよびバックオフィス・スタッフがレイオフの対象になるという。人員削減後のオラクルの全従業員数は約5万5,000人となる。
エリソン氏などオラクルの経営陣は9日、総額約58億5,000万ドル相当を投入したシーベル買収の影響と効果をWebキャストで説明した。
それによると、シーベルのソフトウェアは引き続きオラクルのCRM製品の基盤と位置づけられる。また、シーベルのビジネス分析技術はオラクルの製品ラインの中で重要な役割を担い、オラクル製品の一部として販売される。オラクル製品には、最近のピープルソフト、J.D.エドワーズの買収で獲得したソフトウェアも含まれる。
また、オラクルは2006年度第3四半期(2月締め)と第4四半期(5月締め)の業績見通しも明らかにした。第3四半期の実質的な予想増収率は従来の前年同期比9〜12%増から13〜15%増に引き上げられた。GAAP(一般会計原則)ベースの予想増収率は17〜19%、予想1株利益は0.13〜0.14ドル。第4四半期の予想増収率は実質ベースで10〜14%、GAAPベースで13〜17%となっている。
アナリストは、オラクルとシーベル間の製品ラインの重複は、オラクルと旧ピープルソフト間よりも少ないため、シーベルとの合併に伴う痛みはピープルソフトとの場合よりも軽いと見ている。オラクルはピープルソフトとの合併時にはピープルソフト側の従業員の半数近くをレイオフした。
だが、シーベル製品と、オラクルの旧ピープルソフト製品には重複があるとの見方もある。AMRリサーチのアナリスト、ロブ・ボワ氏によると、オラクルは長期的には、さまざまな企業の買収で得た製品や技術を「Fusion」として統合する戦略を成功させると見られるものの、今後2008年までの移行期には苦労する可能性もあるという。
一方、コンサルティング会社56グループの社長、ポール・グリーンバーグ氏は、最大の課題は技術的なものではなく文化的なものだと指摘し、旧シーベルの多くの従業員が自発的に退社するのではないかとする見方を示している。
(IDG News Service サンフランシスコ支局)
- 米国オラクル
- http://www.oracle.com/

