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[米国]
オラクル、「PeopleSoft Enterprise」の新版を発表
(2006年06月27日)
米国オラクルは6月26日、アプリケーション・スイートの新版「PeopleSoft Enterprise Release 9」を発表、その製品第1号となる「PeopleSoft Enterprise Learning Management 9.0」の販売を開始した。同社は、Release 9について、顧客がSOA(サービス指向アーキテクチャ)への移行を準備するためのアップグレードだと説明している。
2005年1月にピープルソフトを103億ドルで買収したオラクルは、ピープルソフトの顧客に、その製品をサポートし続けると約束してきた。
Release 9では、オラクルの新しいミドルウェア統合プラットフォーム「Oracle Fusion Middleware」との統合が図られている。これにより、オラクルのその他の技術、例えばXML Publisher、Business Activity Monitoring、Customer Data Hubなどの製品を、より有効に活用できるようになったという。
また、コーポレート・ガバナンスやコンプライアンス、顧客サービス担当者のためのCRM強化、エンタープライズレベル・プランニングに関する機能が追加されているほか、公的部門、保健医療、金融サービス、通信、高等教育などの分野に対応する機能も拡張された。
またオラクルは、ドリス・ウォン氏を、PeopleSoft Enterprise部門の新しいゼネラル・マネジャーに任命した。これは、同製品の開発や販売の体制を強化するための措置、ウォン氏はピープルソフトで11年のキャリアを持つ。
オラクルはビジネス・アプリケーション市場でトップのSAPに対抗することを目指しており、そのために行ったピープルソフトの大型買収によってPeopleSoft Enterpriseと旧JDエドワーズの製品ライン「EnterpriseOne」を獲得した。
その後、シーベル・システムズも買収したことから、重複する製品の存続が危ぶまれていた。しかし、オラクル幹部は、それらの既存製品ラインのバージョン・アップの継続を約束しており、当面のリリース予定には、今回発表されたPeopleSoft Enterprise新版のほか、Siebelバージョン8、Oracle E-Business Suiteバージョン12などが含まれている。
なお、オラクル幹部は最近、こうした同社の各種アプリケーション・スイートがどのように統合され、次世代の「Fusion」アプリーション製品ファミリになるのかについての方向性を明らかにしている。
それによると、業界最強のCRM製品の1つと見られているシーベルのソフトウェアが中核として使用され、Oracle E-Business Suiteと旧ピープルソフト、旧JDエドワーズのCRMアプリケーションからの最良の機能およびデザイン要素がそれに組み込まれることになるという。
Fusionアプリケーション製品群の投入は2008年に予定されている。Fusionアプリケーションは、SOAモデルを念頭に開発が進められており、BPEL(Business Process Execution Language)やXMLなどの標準がサポートされることになっている。
(ジェレミー・カーク/IDG News Service ロンドン支局)
- 米国オラクル
- http://www.oracle.com/
「Project Fusion」、製品提供フェーズへ──。情報時代のアプリケーションの実現に歩を進めたオラクル


【Oracle OpenWorld San Francisco 2005リポート】

