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[米国]
コンピュUSAがオンデマンド・アプリ「NetSuite」を小売販売──SaaSにも流通革新の波
(2006年07月04日)
ホスティング型ソフトウェアは、技術上のブームからコモディティへの飛躍を遂げようとしているのかもしれない。米国のコンピュータ小売大手のコンピュUSAと、ホスティング型アプリケーションを提供する米国ネットスイートがこのほど提携を発表した。コンピュUSAが全米240店舗を通じて、ネットスイートのビジネス・アプリケーション・スイートを再販することで合意したという。オンデマンド・ソフトウェアを量販店が販売するのは初めての試みだ。
もちろん、アプリケーション・スイートの販売と言っても、顧客がコンピュUSAの店舗で、プリンタのインク・カートリッジと同じように「NetSuite」のサブスクリプションを直接購入するわけではない。顧客は店頭でのソフトウェア・デモを見て、その製品に関心がある場合に登録のみを行い、そのあとで、コンピュUSAのビジネス・サービス部門の営業担当者が顧客にコンタクトし、オンラインまたは直接会って契約を結ぶのだ。
今回の提携は、コンピュUSAが力を入れているトレーニング・コースにも役立つ。コンピュUSAは、顧客がネットスイートのホスティング型ソフトウェアを利用するにあたって教育を受けるニーズが生じると見込んでいる。
AMIパートナーズのアナリスト、ローリー・マッケイブ氏は、「これは、ネットスイートにとって、すばらしい流通チャネルになる可能性がある」と語り、他の小売業者やネット小売業者もホスティング型ソフトウェアの提供を急ぐと見ている。「SaaS(Software as a Service)は本当の意味でメインストリームになりつつある」
ビーグル・リサーチのアナリスト、デニス・ポンプリアント氏も同意見であり、ネットスイートとコンピュUSAの提携は「(事務用品小売の)ステイプルズやオフィスマックスを含む多数の小売業者が注目している大きな実験だ」と指摘している。
確かに時代は変わった。6〜7年前に、SaaSプロバイダーが最初にチャネル・パートナーとの提携を試みたときには、ほとんど相手にされず、別の流通手段を考え出さなければならなかった。
なお、コンピュUSAは、オンデマンド・ソフトウェアを提供することを以前にも検討したが、新たな提携を結ぶにあたっては、同社の中小規模企業向けサービス体制を刷新する必要があったとしている。
(チャイナ・マーテンス/IDG News Service ボストン支局)
- 米国ネットスイート
- http://www.netsuite.com/
- 米国コンピュUSA
- http://www.compusa.com/

