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[米国]
セールスフォース、SAP R/3との統合をサポートしたオンデマンドCRMソフトの新版を発表
(2006年07月18日)
米国セールスフォース・ドットコムは7月17日、オンデマンドCRM(Customer Relationship Management)ソフトウェアの20世代目となる新版「Summer '06」、ならびに、同製品とドイツSAPのERP(Enterprise Resource Planning)アプリケーション「SAP R/3」との統合を実現するコネクタ「Salesforce Connector for SAP R/3」を発表した。
Summer '06には、パートナーとの連携強化を支援するPRM(Partner Relationship Management)機能が新たに追加された。また、同製品と「インタラクティブ・コール・スクリプト」を統合する機能も搭載された。同社ではこの新機能により、販売やマーケティング、サービス部門のパフォーマンス向上をサポートできるとしている。同コール・スクリプトはAjaxインタフェース上に構築されるなど、操作性の向上が図られているという。
ほかにも、訪問販売におけるコンプライアンスや監査を補助する「優先履歴追跡機能」を搭載。同機能により、マネジャーは社員が顧客と接する際にどれだけの指導力を発揮しているかを確認できるようになるほか、同時にどの社員がどの顧客にかかわっているのかを完全に把握できるようになるという。
Summer '06は、「Personal」、「Team」、「Professional」、「Enterprise」、「Unlimited」の4つのエディションが用意される。
Salesforce Connector for SAP R/3は、Summer '06のUnlimited版のオプションとして7月30日から出荷開始される。また、Enterprise版のユーザーも年間1万2,000ドルを支払うことで同コネクタを利用可能になるという。
セールスフォースでは、同コネクタを活用することで、同社のCRMソフトウェアとSAP R/3との統合を実現し、両製品に登録された顧客データを1つの画面上で閲覧できるようになると説明している。
同社のプロダクト・マーケティング担当バイスプレジデント、ケンダル・コリンズ氏は、「数年前まで、オンデマンド・ソフトウェアは既存の業務アプリケーションと統合できないことが弱点と指摘されていたが、そうした指摘は事実無根だ。われわれはパートナーと協力しながら、今日までに、CRM製品とサードパーティ製品との統合を実現するコネクタを開発・提供してきた」と強調する。
Salesforce Connector for SAP R/3の開発は、セールスフォースのパートナーである米国シエラ・アトランティックの協力の下に行われた。CRMソフトウェアとR/3との連携、ならびに、SAPと非SAPシステム間のデータ交換は、SAPのJCo(Java Connector)ツールキットをIDoc(Intermediate Document)に接続するというシエラ独自の手法を用いて実現されるという。
コリンズ氏は、最新のmySAPではなく旧製品のR/3に対応するコネクタを開発した理由として、「当社の顧客の大半がR/3 4.6Cを使用しているから」と説明している。
セールスフォースは現在のところ、コネクタに関しては、パートナーが開発した統合機能を検証しながら、同社のオンデマンド・アプリケーション共有サービス「AppExchange」ネットワーク上で提供していくとしている。
(チャイナ・マーテンス/IDG News Service ボストン支局)
- 米国セールスフォース・ドットコム
- http://www.salesforce.com/

