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データセンター革新

[米国]
インテル、省電力化を推し進めたサーバ向けクアッドコアXeonを発表

旧製品比で消費電力を40%低減

(2008年03月26日)

 米国Intelは3月25日、回路線幅45ナノメートル(nm)の省電力型クアッドコアXeon2製品を発表した。これらは「Xeon L5400」シリーズに含まれるサーバ向けプロセッサで、消費電力は50ワット(1コア当たりの消費電力は12.5ワット)、クロック周波数は2.5GHzとなっている。

 Intelの広報担当者によると、新しいクアッドコアXeonは、旧世代製品であるXeon 5400シリーズよりも40%少ない消費電力で同等のパフォーマンスを発揮するという。

 また、旧世代のクアッドコアXeonに比べキャッシュのサイズが50%大きくなっているほか、オンダイ・キャッシュと1,333MHzの専用FSB(フロントサイド・バス)も搭載する。

 Intelのサーバ・プラットフォーム・グループで製品ライン・マネジャーを務めるステファン・ソーン(Stephen Thorne)氏は、45nm製造プロセスを使用し、クロック周波数を少し下げ、4つのコア全体で電圧を下げることにより、消費電力を引き下げることに成功したと述べた。

 昨今、多くの企業が環境対策を重視するようになり、電力と経費の節減にもつながるエネルギー効率の高いプロセッサに注目している。特に大規模なデータセンターを抱える企業は、IT予算のかなりの部分を占める電力料金を減らそうと躍起になっている。

 「経済的で、環境問題にも配慮した設計の製品を求める顧客がいる一方、データセンターではできるだけパフォーマンスの高いシステムを使いたいと考える顧客もいる」と、Thorne氏は企業の事情を説明する。

 さらに同氏は、ブレード構成ですぐれたエネルギー効率を発揮するようなプロセッサを求める声があるとしたうえで、「多くのユーザーが電力や物理的スペースの制約を受けている。ニューヨークのマンハッタンに限られたスペースのオフィスというケースでは、スペースを広げることは不可能だが、省電力プロセッサを使えばラックに組み込むサーバの台数を増やすことができる。サーバ1台当たりの消費電力が少ないからだ」と語った。

 この新しいXeon L5400シリーズに対しては、Dellや富士通、Hewlett-Packard(HP)、日立製作所、IBM、NECなどがすでにサポートを表明している。

 なお、IntelのライバルであるAMDも、エネルギー効率の高いクアッドコア・プロセッサの出荷を急いでいる。消費電力が通常版Phenomチップの3分の1とされているPhenom 9100Eは、当初は今年第2四半期または第3四半期に出荷される予定だったが、AMDでは出荷時期を第1四半期中に前倒しする方向で準備を進めているもようで、予定どおりなら今週中に出荷されるはずである。

(Sharon Gaudin/Computerworld米国版)




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