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[米国]
サン、SOA構築ソフト・スイートの新版「Sun Java CAPS 6」をリリース
マスター・データの一元管理やJBI仕様に基づくESBをサポート
(2008年06月10日)
米国Sun Microsystemsは6月9日、SOAに基づいたシステム構築基盤ソフトウェア群の新版「Sun Java CAPS(Composite Application Platform Suite) 6」を発表した。新版では、データ管理オプションの追加やJBI(Java Business Integration)仕様に基づくESB(Enterprise Service Bus)機能をサポートしている。
Sun Java CAPS 6には、Sun MDM(Master Data Management)Suiteが新たに追加されている(MDM Suiteだけを購入することも可能)。
MDM Suiteは、異なるシステム間で顧客データを一元的に表示することが可能であり、組織内の情報を活用して最も価値の高い顧客を特定したり、抱き合わせ販売や高額商品販売のチャンスを見つけ出したりすることができる。コストの節減にも効果的である。
| 「Sun Java CAPS 6」の構成 |
MDM Suiteでは、対象が消費者であろうと患者や住民であろうと、そのデータを同じように画面上へ表示することができるほか、フィールドのマッピングを実現する機能も搭載されている。
米国の調査会社RedMonkのアナリスト、マイケル・コート(Michael Cote)氏によると、SunはMDM Suiteを投入することで、マスター・データ管理の簡素化と使いやすさの向上を図り、IBMといった競合に対抗する考えだという。
Sunは、Java CAPS 6を導入することで新旧のIT投資を有効活用し、俊敏性の高いITインフラを構築することができるとしている。各種コンポーネントをモジュール方式で追加、統合することも可能だという。
またJava CAPS 6に搭載されているESB機能を使えば、コンポジット・アプリケーションを開発し、SOA環境で各種コンポーネントに接続することができる。このESBは、もともと2006年にSunが買収したSeeBeyondの製品である(関連記事)。Java CAPS 5では、SeeBeyond ESBは独自ソフトをベースにしていたが、Java CAPS 6においてJBIとSunのOpen ESBがサポートされるようになった。
Java CAPS 6には、BPEL(Business Process Execution Language)2.0のサポートなどビジネス・プロセス管理機能が盛り込まれているほか、サービス・エンドポイントのパフォーマンスとダイナミック管理機能も強化されている。加えて、トレンドやパターンをリアルタイムで特定し、ビジネス・イベントに対処したり、是正措置を実施したりすることが可能なイベント・プロセッシング機能も搭載されている。
さらに、SunのWebサービス・スタック「WSIT/Project Metro」経由で.NET環境をサポートするアプリケーション・サーバ「GlassFish Enterprise Server」に対応している。そのほか、NetBeans IDEもサポートしている。
Sunは、Java CAPSを構成するソフトをすべてオープンソース化する方針を打ち出しており、Java CAPS 6のコンポーネントはいずれもサブスクリプション料金を支払うことなく個別に入手できる。一方、製品サポートとMDMを含むJava CAPS 6のバンドル・パッケージは、1ユーザー当たり年間100〜120ドル、MDM単体では1ユーザー当たり年間80〜100ドルの料金となる。
Java CAPSの既存ユーザーは6月9日以降バージョン6を入手できるが、新規ユーザー向けの出荷は6月24日からとなっている。
(Paul Krill/InfoWorld米国版)
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