【 ここから本文 】

データセンター

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


データセンター革新

[米国]
HP、最大容量820TBの“エクストリーム・ストレージ”「ExDS」を年内投入へ

主用途は膨大なメディア・データを収めるオンライン・コンテンツ・リポジトリ

(2008年09月18日)

 米国Hewlett-Packard(HP)は先ごろ、42Uサイズのキャビネット2台に1TBのハードディスク・ドライブを最大820台まで格納することが可能な大規模ストレージ・システム「HP StorageWorks 9100 Extreme Data System(ExDS)」を年内に出荷する予定であることを明らかにした。今年5月に発表されたExDSは、HPが「エクストリーム・ストレージ」と呼ぶ大容量データ管理ソリューションに基づく製品だ(HPのプレス・リリースへのリンク)。

HPの“エクストリーム・ストレージ”「HP StorageWorks 9100 Extreme Data System(ExDS)」

 HP StrageWorks部門のディレクターで、ExDSの広報活動を行っているジム・ハーバーコーン(Jim Haberkorn)氏によると、このストレージは、オンライン・コンテンツ・リポジトリであり、ストレージ・アプライアンスという形態で製品化されるという。

 ハーバーコーン氏は、「当初はストリーミング・メディア専用の製品と静的メディア専用の製品として設計を始めた。その後、50億以上ものオンライン画像を抱えるShapfishという企業を買収したのをきっかけに、こうした企業のことも念頭に置きながら設計を進めていった。静的メディアに対応するシステムをストリーミング・メディアに対応させる作業は比較的容易であり、開発は順調に進んだ」と説明している。

 しかし、導入する可能性が高いと思われる顧客にExDSの実機を見せたを説明したところ、石油ガス関連の企業から地震の調査に使いたいといった声が寄せられ、製品の用途拡大が課題となった。また、急増するデータに対応するための手段を求めている業界が多いことも判明した。

 ハーバーコーン氏によると、ExDSに関心を持っている企業の多くは、従来型の大規模ストレージは非常に高価なうえ、広大な設置スペースが必要であり、しかも、十分な能力を発揮させるには大量の電力が必要だという考えを持っているという。

 HPは、ExDSの開発にあたり、ストレージ管理のしやすさを追求すると同時に、既存の技術を活用して価格を抑えることにも力を注いだという。ExDSの容量当たりコストは、1GB当たり2ドル以下、1TB当たり2,000ドル以下であり、この中には、ソフトウェア、ハードウェア、インフラ、キャビネット、設置やサービスにまつわる諸費用などすべてが含まれている。「オンライン・バックアップ・サービスや、大量の動画や写真などのメディア・データを格納できるサービスの利用を検討している企業は少なくないはずだが、従来のストレージでは、適正な料金でこうしたサービスを提供することができない」(ハーバーコーン氏)

 ExDSでは、パフォーマンスやストレージ・リソースのニーズに応じて、ブレード・サーバの数とディスクの数を自由に増やすことができるようになっているが、この種のストレージ・システムを独自に構築している代表的な企業がご存じGoogleである。

 ハーバーコーン氏は、同社がインフラをどのように拡張しているのかはわからないとしながらも、ExDSのほうがGoogleの独自システムよりもすぐれていると強調する。「例えば、Googleのシステムでは1U当たりの容量が6TB程度だと思われるが、ExDSなら12TBだ」(同氏)。なお、ExDSは年内に出荷される予定だが、具体的なスケジュールは明らかにされていない。

(Mikael Ricknas/IDG News Serviceストックホルム支局)




関連記事

▲ページの先頭へ戻る


Special

次世代のグリーンなデータセンターの実現に向けて

APC SOLUTION FORUM 2008 イベントレポート

ホワイトペーパー

「リアルタイムLANアナライザ」とは?

ネットワーク・トラブルにまつわる諸問題を解決する「リアルタイムLANアナライザ」とは?

高いコスト・パフォーマンスと操作性――最新製品に備わる特徴と機能

グリーン・コンピューティング

「グリーンITの推進で、2025年に国内全エネルギー消費量の10%削減を目指す」――経済産業省

ITのグリーン化に加え、ITの活用による省エネの重要性も強調

「データセンターの環境対策が急務」

「データセンターの環境対策が急務」――IT幹部らが統一見解

「グリーンITは、リスク・マネジメント戦略だ」と専門家

グリーンITでIT部門がなすべきこと

「地球にやさしいIT」に向けた多角的なアプローチを実践する

最新記事はこちら

キャッチアップ

にわかに活発化する移動式データセンターの開発競争

サン、IBMに続き、HPもコンテナ収納型のデータセンターを製品化

【ミック研調査】国内データセンターの総消費電力量、2007年度は57億Kwhに

2012年度には倍近くの107億Kwhへの拡大を予想

データセンター管理のキーワードは「ITIL」と「自動化」――2つの調査に見るユーザー意識の高まり

「いずれも効率的なIT環境の実現に貢献」とアナリストが指摘

日本で進まぬデータセンターの「グリーン化」――シマンテックの調査で明らかに

グリーン・データセンターを「とてもよく知っている」と回答した企業は“0”

データセンター内をさまよう“幽霊サーバ”を暴き出せ!

存在していないはずなのに金だけは食う、やっかいものの正体とは

グリーン・データセンターを実現するマルチレベル手法

コンポーネント/サーバ/ラック/設備から検証する

ストレージの電力効率を改善する「5つの実践」

SAN環境の統合が“データセンターのグリーン化”に大きく貢献

グリーン化を実現するために、コールセンターを「仮想化」せよ

在宅勤務を取り入れれば、オペレーターの定着率がアップし、省エネも達成

データセンターの刷新に取り組む米国ユーザー

緊急の課題は冷却の効率化とデータ処理増大への柔軟な対応

データセンターとグリッド

グリッドの経営価値

ブレード・サーバ導入の機は熟したか

将来展望と企業ユーザーの導入メリットから考察する

高可用システムの根幹を成す「物理インフラ」を再点検する

データセンターの「立地・建築・設備」やサーバ・ルームの「電力/熱問題」に着目

ブレード・サーバ導入の落とし穴

データセンター側の受け入れ態勢に抜かりはないか?!

「液体冷却」時代を迎えるデータセンター

課題は標準冷却仕様の“不在”

設備・設計から考えるデータセンターの「電力供給と冷却」

米国企業3社は“電力食いのヒート・アイランド”にどう立ち向かったか

トレンド・ウォッチ

日本IBM、クラウド・コンピューティング・センターを国内に開設

企業ユーザーやパートナーにクラウド基盤の検証・デモ環境を提供(2008年08月01日)

マイクロソフト、データセンターの温度監視システムを披露

各サーバの温度をセンサで収集し、施設内の高温個所をイメージ化(2008年07月30日)

APCジャパン、データセンター向け運用管理アプライアンス「InfraStruXure Central」をリリース

ソフトウェアの追加により設計/監視/運用管理の一元化を実現(2008年07月10日)

IBM製スパコン「RoadRunner」がPFLOPSの壁を破る――TFLOPS突破から11年

OpteronとCellで達成。次の大目標はエグザFLOPS級スパコンの開発へ(2008年06月10日)

“仮想データセンター”による事前検証が可能な、APCの巨大デモ・センター

「グリーンITのための検証環境はすべてそろっている」と担当者(2008年05月29日)

デデュープ、HDDスピンダウン、SSD――EMCストレージ部門を率いるドナテリ氏が最新技術を紹介

「ストレージ分野は今、正に大きな変革期を迎えている」(2008年05月21日)

競争力の高いデータ管理基盤をいかに構築するか

ネットアップが提示する仮想化活用の実際(2008年05月19日)

「仮想化によるWindows/Linux相互運用」がもたらす価値とは

ノベルとマイクロソフトが共同で進める、相互運用性確保の新アプローチ(2008年05月15日)

【CA調査】「仮想化サーバの管理に自信が持てない」とするCIOが半数以上に

懸案事項は、セキュリティ/異種インフラ管理/システム利用の最適化(2008年02月13日)

データセンター・ネットワークを統合する――Ciscoが新スイッチを発表

データ処理/ストレージの両システムを融合する「Nexus」シリーズ(2008年01月28日)

「日本のデータセンターは人に依存」――シマンテックが指摘

自社基準の緩いSLA、仮想化への慎重な態度など、“日本の特異性”が浮き彫りに(2007年11月27日)

データセンターの管理に問題あり――5割近くがコンフィギュレーション情報を把握せず

ITIL適用の遅れが一因(2007年08月30日)

Weekly Ranking

集計期間:11/26〜12/02



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国