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【解説】
ガートナーの考える「データセンターに変化をもたらす10の技術」
データセンターの「ポッド化」、ブレードの次のサーバ・アーキテクチャ
(2008年12月05日)
米国の調査会社Gartnerは、今週ラスベガスで開催されている「Gartner 27th Annual Data Center Conference」において、今後データセンターに大きな影響を与えると思われる10の技術を取り上げた。中でも特に注目されるのが、データセンター構築における「ポッド(pod)」アプローチと、ブレード・サーバの進化形態となる「新たなサーバ・アーキテクチャ」だという。
Jon Brodkin/Network World米国版
データセンターの「ポッド化」
「革新的なデータセンター関連技術トップ10」というテーマで講演したGartnerのアナリスト、カール・クラウンチ(Carl Claunch)氏は、データセンターの空間を単一の区画(開放空間)ではなく、複数の小さな区画(密閉空間)に分割する手法が今後普及するという予測を示した。同氏はこの小区画のことを「ポッド(pod)」と呼ぶ。「pod」はもともと(蚕の)繭、(豆の)さやなどを意味する英単語だ。
| HPが製品化しているコンテナ型データセンター。「ポッド化」の狙いは、このように小さな密閉空間にサーバなどの機器を集積することで、冷却効率を高めることだ |
データセンター内のポッドは、サン・マイクロシステムズやIBM、HPが製品化しているコンテナ型データセンターと同じように、それぞれ個別に電源と冷却装置を備える(注:ここで言うポッドは概念的な単位であり、ポッド=コンテナというわけではない)。ポッドごとに機器の集積密度を変えることができる点と、(個々のポッドは規模が小さいために)データセンター構築のための初期費用を抑制できる点が大きな特徴だ、とクラウンチ氏は説明する。
データセンターを“ポッドの集合体”として構成すると、熱源に近い場所に冷却装置が設置され、大きな空間全体を冷却する必要がなくなるため、冷却コストが節減される。発熱量に応じて機器を最適な集積密度のポッドに配置し、発熱量の多いポッドにのみ高価な冷却装置を配置すれば、さらにコストやスペースの無駄がカットできる、とクラウンチ氏は説明する。
また、それぞれのポッドは独立して稼働しており、ほかのポッドに影響を与えることなく更新や改修を実施することができるため、データセンター運用の柔軟性も高まる。「システムを随時更新することができ、アップタイムが向上するという点で、データセンターのモジュール化は優れた手法だといえる」(クラウンチ氏)。
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