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[米国]
セールスフォース、新戦略「Salesforce.com 2.0」を発表
金融業界向け新オンデマンド・アプリケーションも披露
(2007年02月28日)
SaaS(Software as a Service)のパイオニアとして知られる米国セールスフォース・ドットコムは2月27日、ニューヨークでイベントを開催し、「Salesforce.com 2.0」と銘打った新戦略を発表。アプリケーション開発プラットフォーム・プロバイダーとして米国マイクロソフトに戦いを挑む姿勢を鮮明にした。
今回のイベントでは、同社会長兼CEOのマーク・ベニオフ氏が金融業界に特化した新たなホスティング・アプリケーション「Wealth Management Edition」を発表し、顧客である米国メリルリンチのユーザー数が2万5,000人に増加したことを明らかにしている。
また同氏は、セールスフォースがアプリケーション・サービス・プロバイダー(ASP)企業から、パートナー企業向けのホスティング・アプリケーション・プラットフォーム企業への移行を果たしたことをアピールした。
セールスフォースはこの3月で創業8周年を迎えるが、ベニオフ氏によると、同社にとって最初の10年間の目標の1つは、「独自にアプリケーションを開発するほど潤沢な資金を持たないISV(独立系ソフトウェア・ベンダー)向けにホスティング・プラットフォームを提供することにあった」という。
「われわれは当初、各種のキラー・アプリケーションによって企業向けソフトウェアを提供するというまったく新しい方法を確立した。それが、多くの顧客の支持を得て、開発者コミュニティへと発展し、顧客や開発者が同一のインフラ上で製品を拡張したり新製品を開発したりできるプラットフォームを実現することができた」
ベニオフ氏によると、アプリケーション・インフラを必要とする企業向けに同社がカリフォルニア州サンマテオに設置したコロケーション設備は、現在32社のISVが使用してフル稼働状態にあり、順番待ちの企業もあるという。
ISVはセールスフォースのアプリケーション開発プラットフォーム「Apex」でアプリケーションを無料で開発し、完成したアプリケーションを同社の「AppExchange」ディレクトリにポストし、「AppStore」で販売することができる。
セールスフォースは今回、垂直アプリケーション市場への参入を果たしたわけだが、ベニオフ氏はパートナー各社と争うつもりはないと強調する。
「われわれはAppExchangeでの競争を促進したい。例えば、当社が求人アプリケーションを構築したら、パートナー各社にもそうしたアプリケーションを提供してほしい。そうすれば、自然に最高のアプリケーションがトップに躍り出るはずだ」と、同氏は述べている。
(エリザベス・モンタルバノ/IDG News Service ニューヨーク支局)
- 米国セールスフォース・ドットコム
- http://www.salesforce.com/



















