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[オーストラリア]
APC、統合ITインフラストラクチャ管理ソフトをリリース
データセンターのライフサイクル管理が可能に
(2007年04月11日)
APCは4月10日、データセンターのフロア・スペースや電源、冷却機構、配線などの保護機能を効果的に管理できる新たなソフトウェア統合スイート製品の出荷を開始したことをオーストラリアで明らかにした。
同スイートは、インテリジェント・データセンターの設計を支援するCADアプリケーションの出力データを、リアルタイム監視/評価アプリケーションやITIL(Information Technology Infrastructure Library)サービス管理アプリケーションなどと組み合わせることによって、データセンターのライフサイクル・メンテナンスを実現する。
米国ガートナーのリサーチ・バイスプレジデントで電源/冷却問題調査責任者を務めるマイケル・ベル氏は、APCのITインフラストラクチャ管理ソリューションについて、データセンターで深刻化している冷却や電力消費にかかわる問題解決に貢献するという点で「大きな進化を遂げた」と評価している。
APCは今回、データセンター内の電源、冷却機構、環境モニタリング機器を集中管理できるエンタープライズ管理アプリケーション「InfraStruXure Central 4.0」も同時発表している。
同製品が提供するデバイス管理、警報、リポート機能は、単純なクローゼット配線の監視から、離れた場所にあるデータセンターなどの施設の本格的なエンタープライズ管理まで、幅広い用途に利用できる。
さらに、環境モニタリングやビデオ監視、ラックおよびデータセンター・アクセス制御、ITILベースのキャパシティ/変更管理などを集中的に行うことが可能なアプリケーションも追加できる。
APCオーストラリア/ニュージーランドのカントリー・マネジャー、ゴードン・マクリロス氏は、データセンターの物理レイヤ全体のライフサイクル管理を支援する「完全なシステムが出来上がった」と強調する。
今回出荷が開始されたソフトウェアを使えば、IT物理インフラストラクチャの監視と評価が可能になり、同社の設計ツールから出力されたデータを統合してインフラストラクチャを描き出すためのモジュールを提供できるようになる。
「これらの情報を当社のキャパシティ管理アプリケーションに送れば、電源、冷却機構、フロアおよびラックのスペースを考慮しながら、効率的に新しいサーバの設置場所を決定することが可能になる。また、変更管理アプリケーションを使って情報をデータベースに格納しておけば、将来にわたって最新のモデルを利用することができる」(マクリロス氏)
なお、アプリケーションで使用する設計データは、「CAD InfraStruXure」によって作成される。同ツールは、効率的な室内レイアウト設計、電源とバックアップ容量の計画立案、計算流体力学モデリングなどの機能をサポートし、個々のサーバ、ストレージ、ネットワークIT機器を含むフロア・レイアウト要件を容易に作成できる。
InfraStruXure Central 4.0は、すでにオーストラリアで出荷が開始れており、価格は1万8,900オーストラリア・ドル(およそ1万5,431米ドル)となっている。
APCは現在、IBMと共同で、500〜1,000平方フィート規模の中小企業(SMB)向けのプレハブ式データセンターの開発にも取り組んでいる。
IBMの構成済みシステム「Scalable Modular Data Center」は、APCの「In-Row InfraStruXure」冷却システムに対応するよう設計されており、上げ床式フロアを持たない施設にも電源と冷却機能を提供できる。
米国IDCのアナリスト、ジェド・スカラメラ氏は、APCとIBMがデータセンタ開発プロジェクトで提携したことについて、「サーバ・ベンダーの間で冷却や電源のニーズに対する関心が高まっている兆候だ」と分析している。
(サンドラ・ロッシ/Computerworld オーストラリア版)



















