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データセンター革新

ストレージのスリム化に挑む

エンタープライズ・ストレージの省エネ&省スペース化を実現する最新技術

(2007年08月31日)

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【4】ストレージ・リソース管理ソフトウェア

 今日の企業におけるストレージ・キャパシティの平均的な稼働率は40〜50%とされる。言い換えれば、企業に設置されているストレージ・リソースの半分以上が使われていないというわけだ。むろん、ストレージの安定稼働を維持するうえでは、ストレージ・リソースにある程度の余裕を持たせておくことが必須である。

 とはいえ、「ストレージ・リソースの半分以上を遊ばせておくのは、明らかに無駄だ」と、ガートナーのアナリスト、デイブ・ラッセル氏は指摘し、以下のように力説する。

 「少なくとも、リソースの使用効率を80%程度に高めれば、ストレージにかかかる光熱費やフロア・スペースを大幅に節約することができる」

 このような目的を達成するために必要とされるのが、ストレージ・リソースの管理ソフトウェアーーすなわち、企業に設置された多様なストレージを仮想的にまとめ上げ、単一のストレージ・プールとして集中的に管理するソフトウェアーーとなる。

 現在、米国EMCコーポレーションやシマンテック、ヒューレット・パッカードなどのベンダーが、この種のソフトウェアを製品化しているが、「その導入効果はきわめて大きい」と、フォレスター・リサーチのレイクマン氏は言う。

 「例えば、ストレージ・リソースの使用効率を10%上げ、既存のストレージ・キャパシティを10テラ・バイト(TB)増やしたとしよう。今日、ハイエンド・ストレージ製品のTB単価は7万ドルなので、それだけで70万ドル分のコスト削減が実現される勘定になる」(レイクマン氏)

 また、最近のストレージ・リソース管理ソフトウェアは、ストレージの設定やキャパシティ・プランニング、性能管理など、広範な機能を提供しており、「ストレージを巡るあらゆる課題を解決しうる能力を備え始めた」と、エンタープライズ・ストラテジー・グループのアナリスト、ボブ・ラリベルテ氏は評価する。

 ちなみに、同氏によれば、現在のストレージ管理において特に重要性を増しているのが、キャパシティ・プランニングの機能であるという。

 「今日の企業システムは複雑な構造を成しており、どのシステムにどの程度のストレージ・リソースを割り当てておけばよいのか、ないしは、全体として、どの程度のキャパシティ・アップが必要なのかが把握しづらくなっている。その辺りの作業を効率化してくれるのが、キャパシティ・プランニングの機能だ。この機能をうまく活用すれば、社内システムのストレージ・キャパシティのプランをきちんと立て、それに沿って、既存リソースの適切な配分を決めることが可能になる。その結果、ストレージ・リソースに対する無駄な投資も排除できるようになり、ストレージのTCOを削減することが可能になるのだ」と、ラリベルテ氏は言う。


図3:Computerworld 米国版 ストレージ・ユーザー調査

(Computerworld.jp)


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