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データセンター革新

[国内]
シマンテック、データセンターを“グリーン化”する各種ソフトをアピール

サーバ、ストレージ、デスクトップの3分野でグリーンITのための製品を展開

(2007年12月04日)

 シマンテックは12月4日、記者説明会を開き、グリーンITに対する同社のスタンスと、データセンターの“グリーン化”を推進する同社製ソフトウェアに関して説明した。シマンテックは、サーバ、ストレージ、デスクトップの3分野について、ソフトウェア面から顧客のグリーンITを支援していく方針である。

 同社によれば、ソフトウェアによるグリーンITは、サーバ、ストレージ、デスクトップの3分野から効率化を図ることが必要であるという。

 サーバの効率化では、顧客の仮想化技術の活用を全面的にバックアップしていく姿勢を強調した。グリーンITという観点では仮想化によるサーバ統合は不可欠な要素である。現在、仮想化が導入されているのはテスト/開発環境が主であるが、シマンテックは将来的に本番環境でも仮想化の導入が進むと見ている。

 同社は、一部で指摘されているサーバ仮想化による管理面の複雑さや信頼性などに対する顧客の懸念を払拭するために、仮想化環境の管理ソフト「Veritas Cluster Server」を提供している。これにより、仮想サーバと物理サーバの統合管理や高可用性を実現している点をアピールした。

シマンテックはストレージの階層化により、効率的なストレージ運用の必要性を強調している

 また、ストレージについては、一般的に全容量の30%程度しか使用できていないというストレージにおける問題点を指摘し、過剰なプロビジョニングや不必要な冗長化、バックアップ・データの重複などでストレージ使用率が低下していると説明。そのうえで、ストレージ階層化の必要性を強調した。

 同社はストレージを3階層に分けて運用することが必要と説く。第1階層ではパフォーマンス指向のストレージ、第2階層では容量指向のストレージ、第3階層では電力指向のストレージを用意する。これらを統合管理し、効率的なストレージ運用を実現すると、第3階層で運用されるストレージの消費電力は、第1階層のストレージに対して64分の1にまで低減が可能という。同社ではこうした運用を実現するために、ストレージの運用管理ソフト「Veritas Storage Foundation」などを提供している。

 3つ目のデスクトップ分野では、PCをスケジューリング・シャットダウンできるAltiris製品や、PCモニタの電力抑制用ツールキットの提供などを行っている。また、ソフトウェアが同社のグリーンIT戦略において要ではあるが、2006年11月に英国Company-iを買収し、データセンターのコンサルティング・サービスの強化を図っている点もアピールされた。

 説明会では、来日した米国Symantecのグローバルソリューションズ担当バイスプレジデント、ホセ・イグレシアス(Jose Iglesias)氏が、グリーンITへの意識が米国で日増しに高まっている例として以下のような事例を紹介した。

米国Symantecのグローバルソリューションズ担当バイスプレジデント、Jose Iglesias氏

 「Yahoo!、Googleは巨大なデータセンターをサンフランシスコに保有していたが、現在はワシントンに(データセンターを)移転している。なぜなら、ワシントンには水力発電が多くあり、電力コストが(サンフランシスコよりも)安いからだ」(Iglesias氏)。こうした動きはすでに他社にも見られるという。

 さらに同氏は、企業におけるコスト削減にグリーンITが大きく寄与するとの声が次第に力強くなってきたと語り、企業にとって“グリーン”というキーワードがITの選択肢になるとの回答が43%に達した米国IDCの調査リポートを示し、その重要性を説明した。

(山上朝之/Computerworld)




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