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[米国]
マイクロソフト、投入予定のSQL Server 2005の概要を明らかに

(2005年02月28日)

 米マイクロソフトは2月24日、同社データベース(DB)製品SQL Serverの次世代版「SQL Server 2005」のラインナップを披露した。

 SQL Server 2005はYukonのコード名で開発してきたもので、Enterprise Edition、Standard Edition、Workgroup Edition、Express Editionの4エディションがあり、今夏に出荷予定。また同社は、2 CPUサーバ向けの新しいWorkgroup Editionを、SQL Server 2005だけでなく既存のSQL Server 2000にも追加する。

 SQL Server 2005では、既存のSQL Server 2000には標準搭載されていなかった新しい機能が多数追加されている。その代わりに、SQL Server 2005 Enterprise Editionのカタログ価格はプロセッサ当たり2万4999ドルまたは1サーバ+25ユーザー・ライセンスが1万3499ドルで、既存のSQL Server 2000 Enterprise Editionのプロセッサ当たり1万9999ドルまたは1サーバ+25ユーザー・ライセンス 1万1099ドルに比べ、約25%高くなる。SQL Server 2005 Standard Editionの価格も、1プロセッサ当たり5999ドルまたは1サーバ+10ユーザー・ライセンスが2788ドルで、既存バージョンより約20%高くなる。

 しかし、その価格アップは同製品に組み込まれる新機能によって正当化される、とマイクロソフトは語っている。たとえば、Enterprise Editionに新たに搭載される従来マイクロソフトが提供していなかった複数の機能には、データベースの性能向上に役立つパーティショニング機能や、バックアップ・データベースを作成してアプリケーションの可用性を高めるのに役立つミラリング機能が含まれる。

 「顧客が得る付加価値から考えれば、この価格アップはさほど大きくないと考えている」と、SQL Serverのプロダクト・マネジメント担当ディレクター、トム・リゾー氏は述べた。

 また、(1チップに複数のプロセッサ・コアが搭載された)マルチコア・プロセッサを稼働するサーバでソフトウェアを利用するる顧客に、オラクルやIBMがコア数に応じたソフトウェア・ライセンスの購入を求めるのに対し、マイクロソフトは、コア数ではなくプロセッサ数に応じたソフトウェア・ライセンスを購入すればよいとする方針を昨秋打ち出しているので、性能単価を低く抑えられるという。

 米AMRリサーチのシニア・リサーチ・ディレクター、ポール・カービー氏も、マイクロソフトが新たに標準装備した機能から見て、この価格アップは不合理なものではないと見ており、SQL Server 2005の価格設定は、競合するIBMやオラクルの類似製品と比べて「まだかなり割安だ」とも指摘している。

 SQL Server 2005 Standard Editionは、サーバのCPU数が従来通り4 CPUに制限されるが、Enterprise Editionと同様に、RAM容量に対する制限がはずされ、64ビット・プロセッサにも対応する。そのほか、データベース・ミラリングやインテグレーション・サービスが標準機能に加わる。

 SQL Server 2005 Workgroup Editionは、2 CPUサーバ向けで、RAM容量3GBまでに対応している。カタログ価格は、プロセッサ当たり3899ドルまたは1サーバ+5ユーザー・ライセンスが739ドル。このエディションは、レポート、OLAP(オンライン分析処理)、ビジネス・インテリジェンス(BI)などの機能は備えていない。

 新たに追加されたWorkgroup Editionは、低価格で、余分な飾りを省いたSQL Serverのバージョンを求めている顧客をターゲットにしたものだ、とリゾー氏、Workgroup Editionは既存のSQL Server 2000ファミリにも追加され、4〜6週間後に発売される、と同氏は述べている。

 一方、SQL Server 2005 Express Editionは、1 CPUサーバ向けで、RAM容量1GBまでに対応している無償提供版。これは、MSDE (Microsoft Data Engine)とその後リリースされたMSDE 2000 (Microsoft SQL Server 2000 Desktop Engine)の後継版であり、いくつかの基本的なレポート機能が追加されている。

 さらにSQL Server 2005のすべてのエディションには、アップデートされ、より使いやすくなった管理インタフェースと、パフォーマンスが向上してXML文書および暗号化機能のサポートが内蔵されたSQL Serverエンジンが採用されている、とリゾー氏は語った。

 Workgroup Editionは、オラクルやIBMが2プロセッサ・サーバ向けに近年投入したローエンドのデータベース、Oracle Standard Edition OneやIBM DB2 Expressに似ている。特に、Oracle Standard Edition Oneは、マイクロソフトの顧客をターゲットに、SQL Serverよりも割安であると喧伝されてきた。

 AMRリサーチのカービー氏は、Workgroup Editionについて、MSDEよりも多くの機能を備えているがSQL Server Standard Editionよりも安価な製品を求めていた付加価値再販業者(VAR)に対して最も訴求力を持ちそうだと見ている。

(As reported by James Niccolai,IDG News Service 02/24/2005)




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