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[米国]
サイベース、Adaptive Server Enterprise 15を今月リリース
(2005年09月05日)
米国サイベースはデータベース・サーバ・ソフトウェアのメジャー・アップグレード版「ASE(Adaptive Server Enterprise)15」を9月中旬にリリースする。ASE 15ではセキュリティと拡張性の向上に重点を置き、暗号化や管理性などの機能を大幅に強化したとしている。
ASE 15の目玉の1つは、ユーザーの運用コスト削減と性能の向上を目指した新しいクエリ処理エンジン。データベース・サーバ上でトランザクション処理とともに、分析ソフトを使った情報探索が同時に行われる傾向が高まっており、この新エンジンは、ASE 15上でOLTP(オンライン・トランザクション処理)およびDSS(意思決定支援システム)アプリケーションを組み合わせて使用する環境での性能要求に対応できるように設計されている。
サイベースがWebサイトに掲載したホワイトペーパーによると、新エンジンには新しいハッシュ/データ・パーティショニング技術、高速実行が可能な複雑なクエリの作成を支援する技術、ハードウェアを効率的に活用できるように複数プロセッサの同時利用を可能にする並列クエリ機能など、最適動作を目的とした技術や機能が多数組み込まれている。これによってASEベースのデータベースの保守に必要なスタッフや時間が減るため、コスト削減が可能になる。
またASE 15では、アプリケーションを変更せずにデータを保護できるオンディスク暗号化システムが導入されているほか、暗号鍵を指定ユーザーのみに提供するパーミッション・ベースのセキュリティ・システムが搭載されている。
現行版のASE 12.5は2001年に発売され、18カ月前(2004年春)に最新のマイナー・アップグレード版である12.5.2がリリースされている。ASE 15は9月15日にロンドン、北京、ニューヨークで正式発表イベントが開催され、その週に顧客への出荷が開始される。また、無償の機能限定版「ASE Express for Linux」がその後90日以内にリリースされる。
なお、ガートナーとIDCそれぞれの市場調査によると、2004年のRDBMS(リレーショナル・データベース管理システム)市場で、業界1位と2位のオラクルとIBMがそれぞれ30〜40%と圧倒的市場シェアを占め、3位のマイクロソフトもそれよりかなり少ないとはいえ2桁台だったのに対し、サイベースのシェアは2〜3%程度にとどまった。それでも、サイベースは金融サービスおよび銀行業界向け市場に強い基盤を持っている。サイベースによると、ウォール街での株式取引の5割以上が同社のソフトウェアで処理されているという。
(Originally reported by Stacy Cowley, IDG News Service 09/01/2005)
(IDG News Service)



