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[国内]
日本オラクル、管理対象に他社製品もサポートしたシステム運用管理ソフトの新版「Oracle Enterprise Manager 10g Release 2 Grid Control」を発表
(2005年12月07日)
日本オラクルは今年12月7日、統合システム運用管理ソフトの新版「Oracle Enterprise Manager 10g Release 2 Grid Control」(以下、OEM 10g R2)を2006年1月より国内で提供開始すると発表した。同製品は、パフォーマンス・チューニング機能などデータベース管理機能をベースに、サービス・レベル管理、プロビジョニング、セキュリティ管理、グリッド環境上で稼働するアプリケーション、サービス、ITインフラストラクチャの管理などの機能を提供する。
発表会でオラクルは、前バージョンから備わる同製品の特徴として、「アプリケーションの状態監視までを含めた統合監視の機能」と「問題発生時に解決方法を即座に提示し、その場で問題解決が図れる機能」の2つを挙げた。続いて同社は、OEM 10g R2での機能強化/拡充ポイントとして、「コンプライアンス対応とセキュリティ機能の強化」と「他社製ソフトウェア/ハードウェアのサポート」の2つを挙げ、それぞれ、デモンストレーションを交えながら説明を行った。
同社によると、コンプライアンス対応/セキュリティ機能に関して、OEM 10g R2では、サーバ、データベース、ミドルウェアなど企業システムの基盤となる各種コンポーネントを対象としたセキュリティ・レベル管理機能が大幅に強化されているという。例えば、企業内にある1台または複数台のサーバを評価し、洗い出された問題に関するアドバイスを提示するといった機能を備えており、その際、問題の内容によっては自動的に修正処理が行われる。
また、履歴データを基にセキュリティ状態を点数化する「コンプライアンス・スコア」機能が追加されており、企業システム全体のセキュリティ機能の実装状態を可視化(数値化)することができるようになった。同機能は、企業・組織が、個人情報保護法や2008年に施行が予定されている日本版SOX法への準拠といったコンプライアンスを推進するうえで有用なものだ。
もう1つの強化/拡充ポイントである他社製ソフトウェア/ハードウェアのサポートについては、以下の8製品がOEM 10g R2の管理対象としてサポートされる。なお、オラクルによれば、OEM 10gの今後のリリースで、管理対象製品が順次、拡充されていく予定とのことだ。
●標準でサポートされる製品:アプリケーション・サーバの「IBM WebSphere Application Server」および「BEA WebLogic Server」、NAS(Network Attached Storage)アプライアンスの「Network Appliance Filer」、ロード・バランサの「F5 Network BIG-IP Load Balancers」
●オプションのプラグイン・モジュールによってサポートされる製品:RDBMSの「DB2 UDB」および「Microsoft SQL Server」、ファイアウォールの「Checkpoint Firewalls」および「Juniper Netscreen Firewalls」
| 日本オラクルのシステム事業推進本部執行役員本部長、三澤智光氏 |
Oracleデータベースの競合製品であるDB2やSQL Serverまでもサポートするという“意外な方針”について、日本オラクルのシステム事業推進本部執行役員本部長、三澤智光氏は次のように説明した。
「競合製品のサポートは、当社にとって必然の選択だった。顧客の中には、買収によってオラクルのラインアップに追加されたPeopleSoftやJD Edwardsなどの製品を、DB2やSQL Server、WebSphereなどと連携させ稼働させている企業が少なくないからだ」
OEM 10g R2の国内提供開始日は2006年1月11日で、同リリースで追加されたライセンスの名称と価格は以下のとおりとなっている。
●Configuration Management Pack for Non-Oracle Systems:1CPU当たり39万3,750円
●Provisioning Pack:1CPU当たり39万3,750円
●Service Level Management Pack:[Beacon(基本ライセンス)]39万3,750円+[Test(管理対象ライセンス)]1管理対象当たり1万3,125円
●System Monitoring Plug-in for Hosts:1CPU当たり19万6,875円
●System Monitoring Plug-in for Non-Oracle Middleware:1CPU当たり19万6,875円
●System Monitoring Plug-in for Non-Oracle Databases:1CPU当たり19万6,875円
●System Monitoring Plug-in for Network Devices:ネットワーク機器1台当たり19万6,875円
●System Monitoring Plug-in for Storage:1TB当たり19万6,875円
(河原 潤/Computerworld)
- 日本オラクル
- http://www.oracle.co.jp/

