【 ここから本文 】

データベース

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


[米国]
オラクル、コンテンツ・マネジメント戦略を発表

(2006年06月15日)

 米国オラクルは2006年6月14日、データベースのコンテンツおよびレコードを管理する2つの機能を発表した。

 同社はこれまで構造化データの管理手法の提供に取り組んできたが、今回発表した「Oracle Content Database」と「Oracle Records Database」では非構造化データを管理するためのソフトウェアが提供されるという。

 同社によると、非構造化データとはマイクロソフトのOfficeで作成した文書やPDFファイル、文書内の写真や画像などを指す。

 オラクルの社長を務めるチャールズ・フィリップ氏は、Webキャストされた本社の記者会見で、両製品について、「あらゆる種類のベース・コンテンツ管理を提供するもので、ポリシーに基づいてコンテンツを取得、分類、保持、公開できる初のエンド・ツー・エンドのソリューションだ」と強調した。

 同会見の中でフィリップ氏は、企業データの80%は非構造化データであり、そのうち90%は管理されていないと指摘する。

 ECM(Enterprise Content Management)ソフトウェアはかなり以前から提供されていたが、高価かつ複雑で広く普及することはなかった。ECMを提供する企業としては、EMCドキュメンタム、ファイルネット、ハミングバード、IBM、インターウォーヴン、オープンテキストなどが挙げられる。

 しかし、企業ユーザーにとってコンテンツ・マネジメントは常に重要な課題であり続けており、特に米国ではSOX法への準拠などで「重役クラスからも重視する声が上がっている」とフィリップ氏は説明する。

 そうした状況のなか、Content DBとRecords DBは、ECMの専門家との協議や関連企業の買収などを行いながら、数年間かけて開発が進められた。オラクルのデータベースは両ソフトウェアのレポジトリとして機能する。

 開発にあたって、特に注力したのは使い勝手であり、「(マイクロソフトの)ファイル・マネージャを使える人であれば、Content DBもRecords DBも容易に使用できる」(フィリップ氏)という。

 両製品は、拡張機能を使って他のアプリケーションとも連携できるようになる。実際に、オラクルのE-Business Suite、PeopleSoft、Siebelのアプリケーションとの連携機能の開発が進められているという。フィリップ氏は、オラクルのパートナーは同製品に独自機能を追加することも可能だとしている。

 オラクルはすでに両製品を自社で導入しており、両製品に対応することでベンダーは年間800万ドル以上のコスト削減を実現できると説明する。すでに導入を済ませたオールステート・インシュランスは、オラクルのコンテンツ・マネジメント・ソフトウェアへの投資額は他製品に比べて6分の1程度になるとの予測を発表している。

 なお、対応ベンダーはEMC、ヒューレット・パッカード、NEC、ネットワーク・アプライアンス、サン・マイクロシステムズ、シマンテックなどだ。

 オープンテキストの代表委員長兼チーフストラテジー担当のトム・ジェンキンズ氏は、オラクルの発表はコンテンツ・マネジメント市場の「流れを変える出来事」と解説している。

 オープンテキストなどのECMプレイヤーは、オラクルのようなベンダーが基盤となるコンテンツ・マネジメントを提供することを待望しており、これによってオープンテキストなどの企業はより高いレベルの機能に注力できるようになると期待する。

 オラクルは両ソフトウェアを60日以内に提供するとし、価格は出荷前に発表するとしている。

(チャイナ・マーテンス/IDG News Service ボストン支局)




関連記事

▲ページの先頭へ戻る


注目のリポート/ホワイトペーパー

フレームワーク化されたサプライ・チェーン・プロセスを導入すれば、ビジネス・パフォーマンスはさらに向上する

フレームワーク化されたサプライ・チェーン・プロセスを導入すれば、ビジネス・パフォーマンスはさらに向上する

企業の持続的な成長のためには、サプライ・チェーンの最適化が不可欠

調達から支払いまでのプロセスを“見える化”し、財務サプライチェーンを合理化する

調達から支払いまでのプロセスを“見える化”し、財務サプライチェーンを合理化する

現在のプロセス状況を可視化し、改善ポイントを見つけることがカギ

Windows Server 2008 対応製品(ソフトウェア関連)

SOA/BPM 関連製品

注目のトピック

ワークスタイル革新[New]
業務生産性の向上とワーク・ライフ・バランスの実現を目指して
事業継続マネジメント(BCM/DR)[Update]
万全のBC/DR基盤を構築し企業の信頼を高める
マルチコア・コンピューティング[Update]
ITインフラを最適化しパワーを最大限に生かす
グリーンITの戦略的価値
“環境マネジメント”の視点でITを最適化する
仮想化の“真実”
IT革命を支えるテクノロジー
データセンター革新
次世代ITインフラをいかに構築すべきか
ビジネス・インテリジェンス最新事情
組織と“個”の知的生産性を高める
セキュリティ・マネジメント[戦略と実践]
内外の脅威から企業を守る
Windows Server 2008 World
新世代プラットフォームの実力を探る
コンプライアンス総点検
法令順守の実態を把握し、万全の対策を!
SOAがITを変える
企業はどう備えるべきか
ITIL活用最前線
ITILでビジネスとITを変える
データ・マネジメント
新時代の情報/データ管理基盤を構築するために

Weekly Ranking

集計期間:01/03〜01/09


トピック一覧

ニュース特集

セキュリティ

ソフトウェア&サービス

経営/業務改革

ITマネジメント

データ・マネジメント

プラットフォーム

IT基盤技術

ハードウェア

ネットワーキング

トレンド

IT業界動向


Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国