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[米国]
IBM、オラクルのERPスイート対応サーバ・パッケージを発表
(2006年07月12日)
米国IBMは7月11日、オラクルのERP(Enterprise Resource Planning)スイート「JD Edwards EnterpriseOne」を導入する中小規模企業を対象としたサーバ・パッケージ「IBM System i 520 Solution Edition for Oracle's JD Edwards EnterpriseOne」を発表した。8月11日から出荷開始される。
同パッケージは、ユーザー数100人未満の規模でJD Edwards EnterpriseOneを運用するのに必要なハードウェアとソフトウェアをパッケージ化したもの。中核となる「IBM System i5 520」サーバは、IBMのPOWER5+プロセッサを搭載し、対応プラットフォームは標準のi5/OSのほか、Windows、Linux、AIXをサポートしている。
オラクルの幹部はここ数カ月間、ピープルソフトの買収によって獲得した旧JDエドワーズ製品の顧客約5,000社を保持するための努力を続けてきた。4月に開催されたオラクル主催のユーザー・コンファレンスで、同社社長チャールズ・フィリップス氏は、既存のERP製品ラインすべてを永久にサポートし続けると公約した。
「今回発表したサーバ・パッケージは、改良を施したハードウェア・プラットフォームによってフィリップス氏の公約を支援するものだ」と、IBMのオラクル関連System iグローバル・セールス&ビジネス開発マネジャー、カーター・アドキンソン氏は述べている。
同パッケージの価格は、最小構成時で2万1,921ドルから。いわゆるWintelサーバよりも割安に設定されている。IBMが中小規模企業(SMB)の顧客に対して低価格化をいとわないのは、同社の総売上高の20%がSMB向け製品によるもので、その割合がここにきて急速に拡大しているからである。
アドキンソン氏は、「同パッケージは、初期導入価格だけでなく、長期的なTCO(Total Cost of Ownership:所有総コスト)にも競争力がある」と強調する。「現在、IT予算の7割がメンテナンスに費やされ、新規コンピュータ購入には残りの3割しかあてられないため、システム選びにおいては信頼性の高さが重要なポイントとなる」と同氏は指摘する。なお、この比率は10年前のコスト構造の逆である。
米国フロリダ州オーランド市の次席CIO(最高情報責任者)で、ピープルソフトとJDエドワーズのユーザー・グループ「Quest」の代表を務めるジョン・マテルスキ氏は、「費用対効果が高く、しかも99.99%を超えるアップタイムを提供するハードウェア・ソリューションが得られるならば、ユーザーとしては大歓迎だ。Cレベルの上級幹部は、費用面により多くの関心を持つ傾向が強いが、今後はソリューション全体の特徴と機能も重視されるようになるだろう」と指摘している。
(ベン・エームズ/IDG News Service ボストン支局)
- 米国IBM
- http://www.ibm.com/

