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[国内]
インターシステムズ、多次元データベースの最新版「CACHE 2007」を発表
(2006年11月16日)
インターシステムズジャパンは11月16日、同社の多次元データベース「Cache(キャシエ)」の最新版「CACHE 2007」を発表した。Webアプリケーション開発者およびJavaプログラマーの作業を支援する機能が強化されたという。
Cacheは、同社が「ポストリレーショナル型」と位置づける主力のデータベース製品。すべてのデータに対して、オブジェクトとしても、テーブルとしてもアクセスすることが可能で、既存のリレーショナル型データベースでアプリケーションを開発する際に必要となるマッピング作業を省略できるのが特徴としている。また、多次元データ・エンジンの搭載により、リレーショナル接続環境でのSQLアクセスも高速化しており、Java、C++、Visual Basicといったオブジェクト指向プログラミング言語をサポートするほか、XMLドキュメントにもネーティブで対応している。
新版では、プラットフォームに依存しないWebアプリケーション開発フレームワーク「Zen(ゼン)」、および、オブジェクト/リレーショナル・マッピングを省略する新コンポーネント「Jalapeno(ハラペーニョ)」が新たに搭載された。これにより、データベースとしての性能を維持しながら開発生産性の向上をサポートできるとしている。
| 米国インターシステムズ 戦略立案担当副社長 ポール・グラブシャイ氏 |
発表に際して来日した、米国インターシステムズの戦略立案担当副社長、ポール・グラブシャイ氏によると、Zenは「AjaxのコンセプトをCacheに実装したもの」だという。Zenでは、グリッド、テーブル、セクション・ツリーなどのコンポーネントがあらかじめ組み込まれたライブラリが提供される。これにより、Webアプリケーション開発における複雑なプロセスを容易に管理することが可能になり、開発作業の迅速化が図れるとしている。また、コンポーネントを拡張したり、独自に開発した新しいコードを追加したりするなど、カスタマイズにも対応する。
Jalapenoは、Javaオブジェクトをデータベースにマッピングする作業の大部分を自動化するJavaプログラマー向けのコンポーネント技術。これにより、データベースに依存しないJavaアプリケーションの開発をサポートできるとしている。開発環境は、OracleやSQL Serverなど、他社のデータベース環境を選択することもできるという。
| インターシステムズジャパン 代表取締役社長 坂寄嗣俊氏 |
対応プラットフォームは,Windows、Linux、Mac、UNIX、OpenVMS。価格は1ユーザー当たり2万8,000円からとなっている。
同社では、Cacheのメリットが、特にWebアプリケーションの開発の際に発揮されることから、迅速なアプリケーション開発が求められる医療、情報通信、流通といった業界をターゲットに同製品の販売活動を展開するとしている。
インターシステムズジャパンの代表取締役社長、坂寄嗣俊氏は、「2003年の日本法人設立以来、国内における総売上げは、年率平均23%の成長を遂げており、販売パートナーの数も89社にまで拡大した。2006年度の売上げは7億円弱になる見込み」と述べた。
| CACHE 2007に搭載されるWebアプリケーション開発フレームワーク「Zen」の画面 |
(大川 亮/Computerworld)
- インターシステムズジャパン
- http://www.intersystems.co.jp/
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