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[米国]
シスコ、XMLゲートウェイ・ベンダーを買収――SOA製品の拡充/強化を視野に
(2007年02月22日)
米国シスコシステムズは2月21日、XMLゲートウェイ・ベンダーのリアクティビティを1億3,500万ドルで買収すると発表した。シスコにとって今年3件目となる今回の買収は、早ければ2007年度第3四半期末(4月末)に成立する見通しだ。
リアクティビティは、1998年に設立された従業員数56名の株式非公開企業であり、XMLに特化した製品を開発/販売している。シスコでは今回の買収により、リアクティビティが持つ、XML形式のWebサービスの処理を高速化するといった技術を、同社の製品/サービスに統合させ、SOA(サービス指向アーキテクチャ)製品群を強化したい考えだ。
現在、SOAでアプリケーションを提供する場合には、XML形式のWebサービスやSOAP(Simple Object Access Protocol)ベースの通信を利用するのが一般的だ。しかし、通信の際にプロトコル変換などの処理が発生するため、サーバに負荷がかかり、トラフィックが停滞するという課題がある。
リアクティビティによると、同社が提供する「XML Manager」「XML Gateway」「XML Firewall」といった製品は、これらの課題を解決できる機能が搭載されているという。
例えば、XML Gatewayには、Webサービス認証、XMLスキーマのバリデーション、XMLベースの攻撃に対する防御などの機能が搭載されており、Webサービスの安全性を高めているとしている。
なおシスコによると、リアクティビティは今後シスコのデータセンター・スイッチング&セキュリティ・テクノロジー・グループの傘下に配属され、「大規模アプリケーション・ネットワーク・サービス技術部門」の一部として、「AON(Application-Oriented Network)」の開発に携わるとしている。
AONとは、2005年にシスコが発表したネットワーク・システム(技術)である。ネットワーク全体にインテリジェンスを持たせ、パケット・レベルではなくアプリケーション・レベルでメッセージングやセキュリティ確保を行うというものだ。しかし現在のところ、AONに対する顧客の反応は鈍く、当初期待されていたものではないという見方が大半だった。
しかし、SOAが普及することで、今後ネットワーク市場が活性化する可能性があると指摘する専門家もいる。
SOAに特化したリサーチを行っているザップシンクでは、XMLの最適化技術に関する市場は、今後10年以内に12億ドルに成長すると見込んでいる。さらに同社は、2008年中には米国企業全体のネットワーク・トラフィックのうち、Webサービス関連のトラフィックが占める割合は48%に達すると予測している。
ザップシンクのシニア・アナリストであるロナルド・シュメルザー氏は、「リアクティビティを買収したことで、シスコはSOA関連のネットワーク市場で優位に立てる可能性がある」とコメントしている。
(フィル・ホッホムート/Network World オンライン米国版)
- 米国シスコシステムズ
- http://www.cisco.com/
- 米国リアクティビティ
- http://www.reactivity.com/
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