【 ここから本文 】

データベース

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


[米国]
データ・プログラミングの「抽象化」に取り組むマイクロソフト

多様なデータ・ソースへの統一的なアクセス手法を開発者に提供

(2007年03月28日)

 データ・プログラミングの「抽象化」にマイクロソフトが取り組んでいる。さまざまなデータ・ソースへの統一的なアクセス手法をアプリケーション開発者に提供することが目的だ。同社では、具体的な成果を次期Visual Studioなどに盛り込むとしている。

 マイクロソフトのデータ・プログラマビリティ担当ディレクター、ブリットン・ジョンストン氏は3月27日、サンフランシスコで開催中の「VSLive!」コンファレンスで講演し、データ・プログラミングの抽象化に関する同社の計画について説明した。「われわれは、データ・ソースの種類に依存しないプログラミング環境を開発者に提供したいと考えている。近いうちに、『Conceptual Data Programming』というコンセプトに基づいた開発環境を提供するつもりだ」(同氏)

 同社がデータ・プログラミングの抽象化に取り組んでいるのは、EoD(Ease of Development)の実現というアプリケーション開発のトレンドが背景にある。ジョンストン氏は、2年前からこのテーマに取り組んでいると語った。

 マイクロソフトは、データ・プログラミングを抽象化する方法として、論理データベース・スキーマの上に抽象レイヤを構築することを考えている。「Entity Data Platform」によってデータ・アクセス処理の抽象度を上げ、XMLデータ、ファイル、OLAPシステムなどさまざまなソースへのアクセスを共通のコードで実現するというのが同社の目標だ。

 「テーブルやカラムの形で論理スキーマが認識されている現状から脱却するには、いくつかのステップを踏まなければならない」と同氏。最初のステップとなるのは、ADO.NET(ActiveX Data Objects)、Visual Studioの次期バージョン、.NET Frameworkでの抽象レイヤのサポートだという。

 データ・プログラミングに関するマイクロソフトの構想には、LINQ(Language Integrated Query)やEDM(Entity Data Model)なども含まれている。EDMは、抽象度レベルを引き上げ、再利用可能な構成物やサービス・エコシステムの開発を実現するとされている。ジョンストン氏によると、ここでのEntityとは、ビジネス・プロセスに関連づけられたデータを表す属性の集合体を指している。

 データ・アクセス・プログラミングの統一という目標に向けて、マイクロソフトは開発環境の改良にも着手した。例えば、XML Schema対応のXMLスキーマ・デザイナを、次期Visual Studio(開発コード名:Orcas)のベータ版(5月リリース予定)に組み込むと、ジョンストン氏は述べている。

 Orcasのベータ版には、データベース・オブジェクトのバインディング機能を備えたEDMウィザードに加えて、XSLT(XML Stylesheet Language Transformations)ファイルのデバッガが備わる見通しだ。

 また、ジョンストン氏はVSLive!で、VBA(Visual Basic for Applications)の後継製品となる「Visual Studio Tools for Applications」をリリースしたことも明らかにした。同ツールにより、顧客やISV(独立系ソフトウェア・ベンダー)、ビジネス・パートナーによるアプリケーションのカスタマイズ作業を支援すると、同氏は語った。

 なお、年内にOrcasとともに投入される見通しのVisual Studio for Applications 2.0では、オブジェクト宣言が可能なダイナミック・プログラミング・モデルや、Webサービスのプログラミング基盤となるWCF(Windows Communication Foundation)なども追加される予定となっている。

(ポール・クリル/InfoWorld オンライン米国版)




関連記事

▲ページの先頭へ戻る


注目のリポート/ホワイトペーパー

フレームワーク化されたサプライ・チェーン・プロセスを導入すれば、ビジネス・パフォーマンスはさらに向上する

フレームワーク化されたサプライ・チェーン・プロセスを導入すれば、ビジネス・パフォーマンスはさらに向上する

企業の持続的な成長のためには、サプライ・チェーンの最適化が不可欠

調達から支払いまでのプロセスを“見える化”し、財務サプライチェーンを合理化する

調達から支払いまでのプロセスを“見える化”し、財務サプライチェーンを合理化する

現在のプロセス状況を可視化し、改善ポイントを見つけることがカギ

Windows Server 2008 対応製品(ソフトウェア関連)

SOA/BPM 関連製品

注目のトピック

ワークスタイル革新[New]
業務生産性の向上とワーク・ライフ・バランスの実現を目指して
事業継続マネジメント(BCM/DR)[Update]
万全のBC/DR基盤を構築し企業の信頼を高める
マルチコア・コンピューティング[Update]
ITインフラを最適化しパワーを最大限に生かす
グリーンITの戦略的価値
“環境マネジメント”の視点でITを最適化する
仮想化の“真実”
IT革命を支えるテクノロジー
データセンター革新
次世代ITインフラをいかに構築すべきか
ビジネス・インテリジェンス最新事情
組織と“個”の知的生産性を高める
セキュリティ・マネジメント[戦略と実践]
内外の脅威から企業を守る
Windows Server 2008 World
新世代プラットフォームの実力を探る
コンプライアンス総点検
法令順守の実態を把握し、万全の対策を!
SOAがITを変える
企業はどう備えるべきか
ITIL活用最前線
ITILでビジネスとITを変える
データ・マネジメント
新時代の情報/データ管理基盤を構築するために

Weekly Ranking

集計期間:01/03〜01/09


トピック一覧

ニュース特集

セキュリティ

ソフトウェア&サービス

経営/業務改革

ITマネジメント

データ・マネジメント

プラットフォーム

IT基盤技術

ハードウェア

ネットワーキング

トレンド

IT業界動向


Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国