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[国内]
マイクロソフト、SQL Server 2008出荷に向けた取り組みを披露
注力点は「製品品質の向上」と「エンジニアの育成」
(2008年01月15日)
マイクロソフトは1月15日、次期RDBMS製品「Microsoft SQL Server 2008」に関する報道関係者向けの説明会を開催し、同製品の出荷に向けた取り組みや新機能の概要などについて説明した。
SQL Server 2008は、2008年中の出荷が予定されており、現在、開発作業が進められている。この開発プロセスにおいては、同社がImprovementと呼ぶ単位で新機能の追加や機能強化が行われ、その開発完了後にメインライン(製品本体)に追加されるという形態を取っている。
| マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 アプリケーションプラットフォーム製品部長 野田良平氏 |
このプロセスを経たプレビュー版は、CTP(Community Technology Preview)と呼ばれ、早期評価および早期フィードバックのために提供されている。現時点で最新のImprovementが組み込まれたバージョンは2007年11月20日に公開されたCTP 5で、製品版の80%程度の新機能がすでに組み込まれている。次のCTP 6では、ほぼ100%の機能が追加される見通しだという。
発表に際し、マイクロソフトのサーバープラットフォームビジネス本部アプリケーションプラットフォーム製品部長、野田良平氏は、このようなプロセスで開発されるSQL Server 2008を、「よい意味でSQL Server 2005のマイナー・バージョンアップ版」と表現し、「蓄積された技術を継承して展開できる」とそのメリットを語った。
野田氏によれば、こうした開発プロセスの下に製品品質の向上を図ると同時にマイクロソフトは、SQL Server 2008のスキルを持つエンジニアの育成にも力を入れているという。例えば、ORACLE MASTER取得者がSQL Server 2008を扱うのに必要なスキルを習得しやすいように配慮したトレーニング・コースを開催している。
| マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 アプリケーションプラットフォーム製品部 エグゼクティブプロダクトマネージャ 斎藤泰行氏 |
一方、同社サーバープラットフォームビジネス本部アプリケーションプラットフォーム製品部エグゼクティブプロダクトマネージャ、斎藤泰行氏は、SQL Server 2008の新機能および強化点について、デモを交えて解説した。同氏はまず、前述の開発形態を踏まえ、「枯れていながら、イノベーションを忘れていない」製品と定義し、製品品質の向上に力を入れる姿勢を再度強調した。
斎藤氏は、コンプライアンスに有効な機能として、「過的データ暗号化」「ポリシーベースの管理」「データ操作監査」といった機能を取り上げた。過的データ暗号化機能により、暗号化したデータベースにもアプリケーションからは透過的にアクセスすることが可能となるため、データベースを暗号化してもアプリケーションの改修などが不要となる。
ポリシーベースの管理機能では、バックアップが実行されたか、テーブルの名前は規則どおりかなど、データベースが管理ポリシーに従っているかどうかを自動でモニタリングしたり、ポリシーを強制適用したりすることができる。データ操作監査機能では、企業全体の監査リポートを一元管理できるという。
また、SQL Server 2008で複数のインスタンスを扱う際には、「リソースガバナ」を使うことで、ワークロードの優先順位を設定することができる。これにより、サーバ・ハードウェアの台数を削減し、サーバ管理の一元化を図ることができる。
加えて、Webベースのリポート機能では、さまざまな形式のグラフを容易に作成することができる。次期CTPでは、メーターのような形でリポートを表示することも可能となる。さらに、同社の地図検索サービス「Virtual Earth」との統合も図られており、緯度/経度情報を格納できるデータ型が用意されている。これらの機能について同社は、ビジネス・インテリジェンス(BI)基盤の構築に役立つとしている。
| SQL Server 2008に追加される予定のWebリポート機能 |
(大川 泰/Computerworld)
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